初めての交友
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は顔を真っ赤にして俯いています。え? 一体何があったんですか?
「かわ……可愛い………私が………いい……」
何かブツブツ言ってますけどこれ大丈夫ですよね…? まるで茹蛸状態です。
そっと額に手を当ててみます。
熱っ! オーバーヒート直前!? 何をどうすれば人間の温度でここまで行くんです!?
「かわ……可愛い……」
これどうしましょうかねえ。水着これでいいんでしょうか……
「あのー! ラウラさん!」
「お、おおう!」
私が耳元で叫ぶと我に返ったラウラさんがようやく振り向きました。
どうしたんでしょうね? 一体……
「水着これでどうですか? これならラウラさんの髪と肌が映えると思うんですけど……」
ラウラさんは私の選んできた水着を全身鏡で確認して……
「う、うむ。悪くない。悪くない……が……」
「が?」
「も、もう少し……可愛いものの方が……」
ニャピキクリーン!!
その時、私の中に電流が走りました!
来ました! 来ましたよこれ!
初めてラウラさんから注文が来ましたよ!
「じゃあこれ!」
「お、おう……」
白のフリフリのついたワンピース! 子供っぽいけど可愛さ抜群!
「これは……子供っぽすぎないか?」
「ですよね! じゃあこれ!」
正直今のはラウラさんの意思を確認したかっただけですから!
「こ、これは丸見えではないか!」
「ですよね! では次!」
ただの紐水着ですからね! セクシーを通り越してただの痴女ですからね! ラウラさんの感性は正常と確認しました! では真面目にいきましょう!
「う、むう……」
「気に入らなかったら次行きましょう!」
赤のシンプルなビキニタイプを放り投げながら次の水着を掴む。
「お、おお……」
「気に入りましたか?」
「うむ……もう少し……」
「ではこれはキープで」
先ほどよりも少し面積の少ない黒のビキニタイプをかごに入れながら次の水着を手に取る。
「これ……先ほどお前が違うと言っていたものじゃないか?」
「へ?」
手の中の水着を見るとそれは選ばなかったのほほんさんの白い猫水着でした……
一瞬だけこれを着て浜辺にいるラウラさんを想像して……
「これはこれで……」
可愛さでは有りのような気がしてきました!
「それは却下だぞ。私でも分かる」
はい! すいません!
たっぷり2時間は悩んだ挙句、やっぱり髪の毛と映える黒いワンピースタイプ(面積少なめ)のものに決定しました。
中には下着のようなものもありましたけど流石にそれは恥ずかしすぎるということで……
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