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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
初めての交友
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りますね。まあ確かに流行と言う点に関しては去年のを使っていると遅れるということになります。

「というわけで!」

 どういうわけって聞いたらいけないんですよね?

「新しい水着を買うのよ!」

 え、えー……強制ですか……

「というより鈴さんまだ買ってないんですか?」

「だからあんたを誘ってんじゃない」

「それなら私のじゃなくても付き合いますよ?」

「あ、そう? じゃあ行こう! 直ぐ行こう!」

「え? 今から?」

 まだ朝ですけど。

「買ってその後遊ぶの。折角外に出るんだから時間がもったいないでしょ?」

「そ、うですか……」

 でもいい機会ですね。これを機に中を深めましょう。

「ご馳走さま」

「箒さん?」

 わ、箒さんもう食べ終わってる。最近気づいたことだけど箒さんはこちらから話しかけない限り食事中は喋ることがない。だからこそしっかり咀嚼しているのに早く食べ終わることが出来るんでしょう。健康的です。私も見習いましょう。

「箒、あんたは? 一緒に来る?」

「わ、私は遠慮しておく」

 そう言った箒さんは何故か顔を少し赤くして足早に去っていきました。何で?

「じゃあカルラ、一時間後に学園入り口に集合ね。暇な奴がいたら声掛けてもいいわよ」

 鈴さんはそう言うと食堂を出て行きました。え!?
 は、話していたはずなのに鈴さんはもう全部朝食を食べ終わっていました。マジック? ハンドパワー?

 うーん、セシリアさん辺りでも誘ってみましょうか。

「カスト」

 ラウラさんとか誘っても来るかなあ。

「カスト!」

「ひゃい!」

 お、おおおおおお、織斑先生!? 振り向くといつも通りのスーツ姿の織斑先生が立っていました。

「お前宛に届け物が来ている。後で保管室に来るように」

「は、はい!」

 び、ビックリしたー……


――――――――――――――――――――――――――――――

 駅の改札から出た私たちは目的地である駅に隣接したショッピングモール『レゾナンス』に向かっています!
 鈴さん曰く、ここに無ければ市内にはないというほどの巨大ショッピングモールだそうです。うーん、驚くべし日本の技術!

「……あのさあ」

 目の前に広がるのは行きかう人々! そして嬉しそうに笑う子供の笑顔! 広がる青空! 絶好の買い物日和!

「……なんですの?」

 そして私の目の前に広がるのは……

「……なんだ?」

 10代男女一組を狙っている3人の代表候補生!

「……あれ、手ぇ握ってなかった?」

 わあい! 鈴さんの目が虚ろだあ!

「……握ってましたわね」

 わあ
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