第158話
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ンに向けていつでも引き金を引けるようにしていた。
「これは……!」
「……なるほど。接近戦では兵達の被害が大きくなる事を危惧し、遠距離攻撃による一斉掃射で一気に勝負を決めようと考えたのか。」
「しかも弓隊は不死者や悪魔に対して”特効”となる”銀の矢”で攻撃しようとしている事から察するに、銃隊の弾丸は”銀の弾丸”なのじゃろうな。」
「―――――そこに加えて接近戦の装備の兵達はアーツや魔術の準備をしているようですが……彼らが放つアーツや魔術は恐らく不死者に対して”特効”となる、光の魔術やアーツなのでしょう。」
ルシエルの策によって展開されたメンフィル軍の様子を目にしたリィンは驚き、ルシエルの策を分析したレーヴェやローゼリア、リアンヌはそれぞれ静かな表情で呟いた。
「リィン様の”賢将”たる我が策、そして”雑兵”と侮ったメンフィルの誇り高き兵達の”力”、思い知りなさい――――――目標は敵総大将ギリアス・オズボーン!弓隊、撃て!!」
「銃隊、撃て!!」
「イエス・マム!!」
そしてルシエルとベアトリースの指示によってメンフィル軍はオズボーン目掛けて遠距離攻撃による一斉掃射を開始し
「小賢しい。跪くがいい――――――」
全方位から自分目掛けて襲い掛かる逃げ場のない無数の弾丸や矢を目にしたオズボーンが不敵な笑みを浮かべてクラフト―――――覇者の威光を発動しようとしたその時
「「”正義の大女神アストライア”の名の元に今こそ顕れよ!全ての罪を裁く聖なる焔よ!全ての罪を!呪いを!裁き、浄化せよ!聖なる裁きの炎!!」」
「七耀の根源、具現せよ!灼熱の紅耀!清廉たる蒼耀!母なる琥耀!荒れ狂う翠耀!深淵の黒耀!常世の銀耀!至高の金耀!今こそ七耀の焔となれ!今ここに創生の輝きを――――――イリスの焔!!」
「ク、クルナ……クルナクルナ、イヤダイヤダイヤダ、キエタクナイキエタクナイ!グギャアアアアアアアアアァァァァァァァァ――――――ッ!!」
「!しまっ――――――」
それぞれイシュメルガを浄化する為の神術の準備を終えたセリカ、サティア、エイドスが神術を発動し、3人の”イシュメルガを必ず滅ぼす事ができる神術”をその身に受けて悲鳴を上げたイシュメルガに一瞬気を取られた事でクラフトの発動が中断し、そこに無数の銀の矢と弾丸が襲い掛かり、次々とオズボーンに命中し始めた!
「続けて放ちなさい、魔法部隊!」
「イエス・マム!!」
そこにルシエルの更なる指示によってアーツや魔術の準備を終えた残りのメンフィル軍がオズボーン目掛けて不死者にとって弱点である空属性のアーツや神聖魔術を一斉に放った!そして一斉掃射や怒涛の魔法攻撃が終わると、全身の様々な場所に銀の矢が刺さり、更
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