夜戦編 蒼き女豹と仮面の狙撃手 第10話
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を傷付けることはなかった。紙一重のところで刃は空を切り――僅か1枚の黒い薄布だけが、振り抜かれた刃に纏わり付いていたのである。その紐のような布には、濃厚な雌のフェロモンがじっとりと染み付いていた。
「なっ……!?」
「……惜しかったわね。それは『残念賞』よ」
「ちっ……ちくしょおおおぉおぉッ!」
妖艶に微笑む真凛に見送られながら、底の見えない奈落に墜落して行くクランツ曹長。悲痛な断末魔と共に、永遠の闇に消えて行く彼の手には、最期までナイフが握られていた。
「はぁっ……!」
その刃に絡み付いていた「残念賞」――Tバックの黒パンティを一瞥つつ。前方に向き直った真凛は華麗に宙を舞い、大穴を越えた先へと軽やかに着地して行く。その瞬間、超弩級の爆乳と安産型の爆尻が、どたぷんっと豪快に弾んでいた。
「……今度こそさよならよ。次は地獄で逢いましょう?」
そのまま彼女は追っ手を振り切るように、素早く通路の先へと走り去って行くのだが――勢いでふわりと舞い上がったドレスの裾からは、白くむっちりとした生尻が僅かに覗いていた。
「ク、クランツ曹長が……そんな……!」
「……く、くそぉおお……!」
取り残された兵士達が、その極上の「桃」を記憶に刻んだことは言うまでもないだろう。大穴を超えた先にまで、彼女の身体から滲み出る芳しい雌の匂いが漂っていた――。
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