暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜転生者の誓い〜
第五話・介入する転生者
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
観念しろって、俺はお前が喋るのを聞いた」

「…!?」


ユーノが驚愕の表情を浮かべる。


「それに…」

「?」

「なぜ、俺のかわいい妹が危険な目に遭ってるか教えてもらおうか?」


ギクリ、という擬音が本当に聞こえそうなくらいの勢いでユーノが固まる。


「それと、巻き込まれた当人としては色々聞きたい事もあるしな」


少々嫌な言い方ではあるが、この際は無視する。

そして


「………分かりました、ごめんなさい」


ユーノが無理だと判断したのか謝罪を始めた。


「まあまあ、…それよりさ」

「…なんでしょうか?」

「今まで何があったか教えてよ?」


本当は何があったか知っているが話を聞く。


「ああ、それと」

「…まだ他に何か?」

「いや、ユーノじゃなくて」

「?」

「なのは?お前も後で話し聞かせてもらうからな?」

「わ、私も!?」


いや実は何も知らないのかも知れない。

なぜなら、ここはアニメや漫画の話の世界であっても

アニメや漫画そのものではない。

俺の為に泣いてくれる妹が居る。

優しい家族が居る。

それが現実だ。

元の世界と違っていてもおかしくないのだ。

知る必要がある

この世界の事を、俺の現実を受け止めて。

進み続けよう、どこまでも

たとえ原作と違っても、大きな困難が立ちはだかっても、

俺は、俺の、妹の為に歩み続ける。

それが俺の償いであり、この世界を生きる意味だ。

俺の名前は高町みずな

なのはの兄としてこの世界に転生した者である。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ