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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
趣味と人
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 見ていると自分のポケットから銃弾を取り出してマガジンに込めるとそのまま銃へとマガジンを装填し安全装置を解除……って!

「ちょちょちょちょちょちょっと!! 何してるんですか!」

「見て分からんか。撃つ」

「止めてください!」

「大丈夫だ。外に撃つ」

「だからそれを止めてください!」

 引き金に手を掛けようとするラウラさんの手に飛びついて引き離します。

「銃身が正確に正面を向いているか確認せねばならんだろう」

「観賞用ですからそういうのはいいんですってば!」

「イザと言うときに使えねば武器ではない」

「だからそういう用途じゃないんですってば!」

 止めようとする私を華麗に避けたラウラさんが再び銃を窓の外に向ける。あー! 誰かこの人を止めてぇ!


 ヒュンヒュンヒュン!


「へ?」

 何かが目の前を猛スピードで通り過ぎて……


 スパーン!


 はい?

「むが!」

 通り過ぎた何かがいい音と共にラウラさんに直撃……って出席簿!?

 その出席簿はラウラさんの額を的確に抉るとその頭を基点にホップして再び風を切りながら来たほうに戻っていきます。
 パシっ、と見事な音を立ててキャッチする音がした方を見ると、入り口には予想通りというかあなたしかあんな事できないでしょうというか……織斑先生が立っていました。

 えー……っと……ブーメラン?

「警報が出たから何かと思えば、貴様の仕業か」

「き、教官!?」

「織斑先生、だ。それから不法侵入は立派な犯罪。それが寮内の人間でもな。ラウラ、来い」

「は、はい!」

 何故か嬉しそうに連行されていく額を赤くしたラウラさん。
 うーん……というよりあの出席簿って本当にただの出席簿なんでしょうか?
 どっちかって言うより織斑先生が規格外なだけなんでしょうか?
 それともどっちも?

 考えても分からないし……放っておくしかないですね。
 とりあえず鍵、増やそうかな………
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