夜戦編 蒼き女豹と仮面の狙撃手 第5話
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岩壁に背を預けたまま身動きが取れなくなっていた彼は、ターボの勝利と成長を認めざるを得ないという現実を、己の身体で思い知らされていた。自分は紛れもなく、雑魚と侮っていたこの男に敗れたのだと。
「……ふふっ。見事、と言うより他ない、なッ……!」
全てを見透かしたつもりになっていた自分こそが、最も重要なことを。最も警戒せねばならなかった相手を、見落としていた。
そんな結果に自嘲し、ホークアイザーは独り寂しげな微笑を浮かべる。その様子を神妙に見つめるターボは、仲間達と共に掴んだ勝利を噛み締めるように、真紅の拳をギュッと握り締めていた。
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