戦略と経験値
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で見たことある気がするんだよなぁ・・・」
開会式でシリルが肩車してもらってたから、たぶん知り合いなんだろうけどどこで知り合った人物なのかは全然わからない。最近シリルと遊ぶ機会少ないからなぁ・・・何とかしてあのお尻ソフィアのものにできないかな?
「始まるみたいだよ」
「お手並み拝見といこう」
ただ、この状況なのにカグラさんは妙に楽しそうにしてる。昨日も相手があのチームだと決まった途端に参加を決めてたし、相当シリルに興味があるんだなぁ。それともまだあのお祭りの負けたの気にしてるのかな?気になるけど聞いたら聞いたで怒られそうだから大人しくしておこっかな。
ウェンディside
『それではこれより二日目!!バトルパート第一試合フェアリーガールズシリルvs狩猟豹の頭スカイシーの試合を始めます!!』
そのアナウンスと共に両者が所定の位置にて戦う構えを見せます。スカイシーさんは銅鑼が鳴ったらすぐさま突進するつもりなのでしょう、いつでも動き出せるような構えになっておりシリルは・・・
「え?」
彼を見た瞬間、思わずそんな声が漏れ出ました。彼もすぐに動き出せるようにしているのはわかるのですが、それがあまりにも極端なのです。相手よりも早く飛び出したいと言う気持ちが全面に出ているのか、片手を地面について相当な前屈みになっています。
「どういうこと?」
「先手を取る必要がある戦法ということでしょうか?」
カナさんもジュビアさんもシリルのあまりにも前傾姿勢に困惑。すると、今度はスカイシーさんが動きを見せました。
「え?」
先程まで自身から仕掛けようとしている様子だった彼はその状態を解きます。まるでシリルがどのように攻めてくるのか見届けるために、受け身の姿勢になったように感じました。
『それでは・・・始めカボ!!』
両者の体勢が決まったところでマトー君が合図を送り、大きな銅鑼の音が響き渡ります。その銅鑼が鳴ったか否かのタイミングで案の定シリルは動いていました。
「速い!!」
すでに敵の真っ正面へと移動している水の竜。ですが、相手はあのギルダーツさんとラクサスさんを圧倒する力の持ち主。正面突破を許してくれるとは考えられません。
『シリルたん速い!!』
『あっという間に間合いに・・・』
『だが・・・』
ここからどうするのか全員が固唾を飲んで見守る中、シリルの取った行動に私たちは目を疑うことになるのでした。
第三者side
正面へと現れた少年。まるで瞬間移動したのではないかというほど素早い動きを見せる少年を見ても、この男は一切動揺す
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