第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第四章 クリスマスの夜に…
第27話 温泉で○○!?(1)
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赤色と青色が見えた…
「……はは、そうだよな。…別々だよな、やっぱり…」
「……そ、そうですよね。…別々ですよね、やっぱり…」
それを見て、シュウさんとあたしは同時に声を出す。
なんだろう……この嬉しいような、悲しいような気持ちは…
「そ、それじゃあ、ココに集合ってことで…」
「は、はい、分かりました…」
そんな気持ちになりながらも、シュウさんが気分だか分からないけど靴をウィンドウを出し、脱いでからあがったので、あたしも脱いでからあがり、シュウさんと話してから女湯の入り口を入った。
あとシュウさんも、あたしと同じように声が少し落ち込んでるように聞こえたのは気のせいだよね…
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あたしは脱衣所で装備、衣服、下着の順にウィンドウのボタンを押して脱いで、外に出る。
「うわ〜、懐かし〜」
するとそこには小さな松の木などがあり、和のデザインが押し込まれていた。
SAOにフルダイブする前も親が仕事で忙しかった為か、旅行や旅館に泊まった記憶なんか無いのだけど、それどもやっぱり懐かしく感じてしまう。
「シリカ〜、そっちのデザインどうなってるー?」
あたしがお湯の周りを見ていると、木の仕切りで半分に区切られた向こうからシュウさんの声が聞こえた。
この仕切りでは、ドアのようにシステムで声が聞こえない、ということが無いらしい。
声を聞いた後、あたしはシュウさんに聞こえるように少し大きめの声で返事を返す。
「テレビとかでよく見る旅館の温泉みたいですー」
「じゃあ男湯と同じだなー」
「そうなんですかー」
「まぁ、お互いゆっくり湯に浸かろー」
「そうですねー」
その会話から、本当にシュウさんはゆっくりしだしたのか、声が来なくなった。
あたしも今更ながら、周りを見ていてお湯に入ってなかったことに気が付く。
「う〜、寒いよ〜」
一応、このSAOにも四季があり12月の寒い時期、しかもほとんど日が落ちて寒くなってきた時間帯に数分間、裸でお湯の外にいたら寒いのは当たり前だよね。
ゲームの中で体を洗う必要もないので、あたしは急いでお湯に入る。
「………ふあぁ……気持ちぃ〜………」
冷え切った体が暖まっていくると、久しぶりのお風呂という事もあり、気の緩んだ声が止まらない。
現実と違って違和感のあるお風呂にも、ダンジョンに入る前に何回か入ってる内に、少しずつだけど馴れていった。
この温泉の事を教えてくれたアルゴさんには、今度お礼をしないと。
他にも色々とダンジョンの事とかでお世話になってるし、お礼は何がいいかな?
「……そういえば、アルゴさんに……」
アルゴさんに対するお礼を考えていたら、ダンジョンに行く前にアルゴさ
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