心と身体を温める温泉
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一人……プラスで旅行用の荷物を移転させるくらいには丁度良い。
しかも一回使用したら魔力をフルチャージしないと再稼働できず、行き先も一カ所しか設定できない仕様な為、往復で2個必要になり荷物を圧迫する状態だ。
更に行き先設定は、RSをその場に持って行って、場所をRSに記憶させなければならない。
開発者曰く『もっと小さく、もっと便利に改良していく予定』だそうだ。
まぁ彼女の事だからもっと便利なアイテムへと昇華させてくれるだろう。
だが今回の様に少人数での旅行には、現状でも十分に便利なアイテムである。
さて、そんな便利アイテムを使って訪れた温泉……
タイミング的にも一般の年末年始休暇よりかはズレての訪問だった為、村人以外は少なく温泉も貸し切り状態で堪能できる……はず。
ここの温泉は混浴だが、タオルを巻いての入浴は可能。
他人(家族意外など)が居ない時はタオルを外して温泉を楽しみ、他人が入って来たらタオルで隠して入浴する。
水着などでは身体を洗う時に不便なので、この方式は非常に助かる。
お義母様の実家に泊まっている為、お義祖父様にお世話になっているのだが、孫夫婦が曾孫を連れて訪れるのが珍しいので、過剰なまでにもてなされていると思う。
無下にも出来ないからティミーが対応してくれているが、私は娘の世話もあるから、申し訳ないけど先に入浴させてもらっている。
お義祖父様も結構な量のお酒を飲んでいらしたし、もう少しすればティミーも温泉に来るかも知れない。
そう思いながらも私は夜の貸し切り状態温泉を堪能していた。
温泉デビューのアミーも楽しそうにしている。
正月休暇で山奥の村へ行くと知ったお義父様がアミーの為に、市販のオモチャを3つ買ってきてくれた。
それはお風呂などで遊ぶオモチャで、材質は水に浮く様に加工された木……それを“しびれくらげ”“プクプク”“しんかいりゅう”に形取り塗装(各モンスターと同じ)をし更には特殊な防水加工を施したオモチャだ。
“しびれくらげ”と“プクプク”は可愛いから人気があるらしいが“しんかいりゅう”は可愛くなどころか怖い見た目だし、子供に人気が無いため売れ残っているらしい。
何所の店で買ったのかは聞いて無いが、在庫処分という名目で“しびれくらげ”と“プクプク”だけの料金で“しんかいりゅう”を譲渡してもらった……と言っていたわ。
アミーは当然“しびれくらげ”と“プクプク”を気に入った。
だがお義父様からのプレゼントと言う事で“しんかいりゅう”も気に入っている。
お義父様からの悪影響を懸念して、可能な限り近付かせない様にしているのだが、影響力が尋常じゃない所為でアミーの将来が心配になる。
そんな事を考えながらアミ
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