オペレーション5_5 for 7 ?序曲?
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る。
「デュワッ!」
セブンはラルバスターの突進を受け止め、ひっくり返そうとするが、全身機械のラルバスターは重く、ズルズルと押されてゆく。
「デュワッ!」
更にラルバスターは踏ん張り、力を込めて突進してきたため、セブンはラルバスターの側面へ回避する。
「デュワッ!」
セブンはアイスラッガーでラルバスターを切断しようとするが、ラルバスターの外殻に弾かれ、セブンの頭部に戻ってくる。それを見たセブンはすかさずエメリウム光線の発射体制を構える。しかし、
“ブゥオオオンッ!”
ラルバスターは方向を変え、セブンの手足に糸を吹き付ける。
「デュワッ!?」
セブンは驚きながらもエメリウム光線を発射しようとする。しかし、光線は発射されず、セブンの肉体からエメリウムエネルギーがラルバスターによって吸い上げられていく。
「デュァァァッ!」
セブンは苦しそうにしながらもなんとか腕をL字に組んで必殺の一撃、ワイドショットを放とうとするが、それさえモラルバスターに吸い取られてしまう。
「ウルトラセブン、ラルバスターの力を侮っていたようだな!ラルバスターが吸い取るのは電気だけではない。ラルバスターは糸を介してエネルギーを餌として吸い取るのよ!高純度のエネルギーを武器に持つウルトラ戦士は、ラルバスターの格好の餌になるのよ!」
ジスタード星人は勝ち誇るように言う。そうしている間にもセブンのエネルギーはラルバスターに奪われ、セブン活動を管理するビームランプは点滅を始める。
「そう、その調子だラルバスター!ウルトラセブンのエネルギーを吸い尽くせ!」
ジスタード星人の指示を受け、ラルバスターはセブンのビームランプが消灯するまでエネルギーを吸い取り、光を失ったセブンはうつ伏せになり倒れる。倒れたセブンにラルバスターはのしかかる。そして3秒ほど経過した後、
“ブゥオオオンッ!”
ラルバスターは勝利宣言するように咆哮し、セブンから離れる。
「地球人達よ、頼みの綱であったウルトラセブンは破れた!さあ、おとなしく地球を差し出せ!さもなくば、ラルバスターで地球のエネルギーを奪い取ってやる。計画を練ってから24年、本当に長かった。平和という偽善で思考を塗りつぶし、防衛手段を奪い、漸く侵略できた!地球人よ、ウルトラセブンのいない今、お前達の力でラルバスターを止められるか、見せ者として見せてもらおう!」
ジスタード星人は笑う。
「嘘…モロボシさん!モロボシさん!!」
その惨状を見ていたマユカは叫ぶ。
「ちょっとマユカ、何あのジジイの名前を叫んでんの、キモいんだけど。」
そんなマユカを見てアヤネは軽蔑の眼差しを向ける。
「アヤネは知らないんだったよね。モロボシさんこそ、今まで幾度にも渡って地球の危機を救ってくれた英
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