第三話 受け入れる器その七
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度のものしかないのである。
そのことをだ。二人は今再認識したのだ。
そうした話をしながらだった。彼等はその城の前に来たのだ。その城は。
如何にもだった。実に不気味な城だった。
西洋風であり石造りだ。苔や蔦が壁を飾りやたらと古い。
塔もあり窓はやけに頑丈そうだ。そしてやけに細く曲がった木々に囲まれている。何かの動物の咆哮まで聞こえてきそうだ。
その城の門のところに来てだ。二人は話した。
「ここはまさに」
「吸血鬼がいる場所だな」
「この如何にもって場所に吸血鬼がいる」
「俺達の手懸りになる」
こう話してだ。そのうえでだ。
彼等は門からどうして城の中に入ろうと考えはじめた。その中でだ。
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