第三話 受け入れる器その二
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ていた。その黒い翼の白猫をだ。
まさむにゃがだ。右の前足で指し示しながら五代と一条に話した。
「そのにゃてんし?」
「あの黒い翼の猫がか」
「そうだよ。やっぱり悪いことしてるな」
「ううん、何か意地悪をしているな」
「その様だな」
このことは二人もすぐにわかった。そうしてだ。
あらためてだ。まさむにゃに尋ねるのだった。
「見れば頭に天使の輪があるね」
「黄金に輝いているが」
「あれかよ」
「あれを見る限りあの猫は天使かな」
「だが翼が黒いな」
二人はこのことにもすぐに気付いてだ。まさむにゃに話す。
「堕天使なのかな」
「本来の天使なら翼が白い筈だな」
「そういえばそんなことを言っていたにゃ」
ここでにゃんぱいあが二人に話した。
「にゃてんしは悪いことをし過ぎて天界を追い出されたにゃ」
「それで天界に何かしようと企んでいるらしいな」
まさむにゃも言う。
「だからあいつはなあ」
「困った方ですね」
茶々丸もここで言う。
「ああしてすぐに悪戯をされますし」
「嘘も吐くしな」
まさむにゃは顔をやや顰めさせて話す。
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