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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第十三話 執事からは逃げられない
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た。
……もはやあきらめるしか道がないようです。
「じゃあ、シロ君、一緒にお風呂入ろうか」
「……はい?」
その言葉と共に美由希さんに抱きかかえられた。
…………今、何とおっしゃいました?
「あらあら、いってらっしゃい」
「ほどほどにな」
「は〜い。なのはも一緒に入る?」
「さすがに私は恥ずかしいから」
「そう? じゃあ、行こうか」
って固まってる場合じゃない。
それに恭也さんも程々にな、って士郎さんは何も言わずに見送ってるし。
腕を解こうにもあまり強くしたら美由希さんの身体に傷をつける事になりかねないので却下。
しかし手加減をしては武術をしてるから美由希さんから逃れられない。
このままでは大変まずいことに!
「そんなに恥ずかしがらないの。ちゃんと綺麗にしてあげるから」
「そういう問題では!!」
助けはなく、逃げ場もない。
そして無情にも扉は閉められた。
結果として、一言でいえば綺麗にされた。
それにしても美由希さん、結構着痩せするタイプのようだ。
全体的には引き締まっているのに胸がかなり……
これは封印しておこう。
美由希さんに対して失礼だ。
これで終わればよかったのだが、そうはいかなかった。
お風呂から出てのんびりさせてもらう。
ちなみに服は恭也さんの古着を貸してもらった。
そして、俺やなのはが寝る時間になった時、再び問題は起きる。
「おやすみ〜」
「それではおやすみなさい。今日は本当にお世話になりました」
なのはと共にリビングを後にしようとする。
ちなみに寝るのは客間を用意してくれているらしい。
「いいのよ。私も楽しかったし」
「そうだぞ。そんなに堅苦しくならないでいいぞ」
桃子さんと士郎さん言葉に感謝する。
で美由希さんも立ち上がった。
「じゃあ、シロ君行こうか」
「はい?」
再び美由希さんに抱きかかえられる俺。
あの……とてつもなく嫌な予感がするんですが。
「えっと美由希さん。どこに行くのでしょうか?」
「どこって寝るんだから私の部屋に決まってるじゃない」
「それってつまり……」
「うん。一緒に寝よ」
嫌な予感的中。
これは逃げないと悪い。
いやそれ以前になぜ高町家の方々は反対しないのでしょうか?
その時
「え〜、お姉ちゃん、士郎君と一緒に寝るの」
天の助けか、なのはが異議を唱えてくれた。
これで助かる可能性がわずかでも出来たと喜んだのだが
「ん? なのはも一緒に寝る?」
「いいの?」
「もちろん。じゃあ、ちょっと狭いかもしれないけど三人で寝よう」
俺の意思は聞いてくれないのですね。
ていう
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