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私の 辛かった気持ちもわかってよー
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 そして、本大会では、個人戦に私と、みく美に麗香が選ばれて、ダブルスは私とみく美のペァ、そして、音女チームの団体と京都代表は音女が大半なのだ。
 
 個人戦の準々決勝で私は鳴尾浜女子学園の神宮美弥とあたってしまった。私にとっては、因縁の相手。だけど、近畿大会の借りを返すつもりで、ぶつかっていって、あの時の私とは違っていたのだ。スピードでも負けることが無くて、サーブもリターンも効果的に決まっていて、相手を苦しめて8-6で振り切って、勝っていた。初めて神宮美弥に勝ったのだ。そして、そのままの勢いのまま私は決勝まで勝ち上がっていたのだけど、みく美は準決勝で 神奈川代表の大里みさきに、接戦で1-1のセット数になり 最終セットに10-8で負けてしまっていた。

「山葵 ごめんネ 決勝で山葵と戦いたかったのにー ウチ 甘かったわー 全国レベルになると大変やなー でも、悔しい! 山葵 お願いネ!」と、少し、涙眼だった。だから、私はみく美の分もって、気を入れ直して、結果、6-4、7-5で優勝していたのだ。

 そして、ダブルスも決勝でも接戦になり、埼玉代表に1-1のセット数がタイになったが最後のセットを9-7で取って、優勝していた。でも、団体戦は準決勝で、もう、私もみく美も力付きていたのだ。

「ごめん 麗香、美湖 頑張って1勝してくれたのに ウチ 申し訳なくて 情けないわー」

「ウチもごめん 最後 頑張れなかった」と、私と、みく美は麗香と美湖に謝っていた。

「ううん ここまで 山葵もみく美も ウチ等を引っ張ってきてくれたやんかー 何度も 助けられたわー ありがとう もう 充分よー 全国ベスト4 よー」

「そうよー ありがとう ウチは やり切ったわー それに、二人はダブルスで No.1 やんかー ウチ等の誇りヤー」と、美湖も晴れ晴れとした顔で言ってくれていた。

 そして、夕方、家に着くと、誰も居なくて、テーブルの上に (山葵ちゃん 優勝 おめでとう 9時頃になるけど みんなでお祝いネ おにぎり食べてて) と、メモが置いてあった。お母さんもお店を手伝っているのだろう。桔梗は・・・多分、静香さんのとこに手伝いに行っているのかなー。

 先に、お母さんと健也さんが、帰って来て

「山葵ちゃん おめでとうネ 素晴らしいわねぇー これから、皆で お祝いネ」

「山葵 えらいなぁー 頑張ったね 今日は 俺が 腕 ふるいますから」

「わぁー もし おいしくなかったら・・・ 罰として ウチにキスしてよー」 その時、健也さんは私のお尻をペンと・・・久しぶりなのだ。私は、思わず、健也さんの腕に絡みつくようにしていた。何となく、嬉しかったのだ。

 それから、桔梗と静香さんが・・・少ししてお父さんが帰ってきた。その間に健也さんは、鯛飯
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