第二章
[8]前話
グリースは後日ローズの家に案内された、するとローズの妻で夫と共に靴屋をやっているムーングレード真っ赤な長い髪の毛に黒い目で整った顔立ちの彼女がだ。
グレーと黒の虎毛の模様の子猫を抱いていた、グレースはその猫を見てムーングレードに対して尋ねた。
「その子猫は」
「アンディー、雄なのよ」
「ニャア〜〜〜」
「実はこの前ムーングレードの実家に帰った帰りに保護したんだ」
ローズも言ってきた。
「ガソリンスタンドのガソリン溜まりのところで弱っていてね」
「それでなんだ」
「保護してだよ」
「家族にしたんだ」
「母猫に見捨てられたらしくて弱りきっていたけれど」
それがというのだ。
「妻がずっと寄り添って育って」
「今は元気みたいだね」
「うん、それでね」
「ワン」
ここでだ、彼等のところにだ。
黒く大きな雄犬が来た、するとアンディーは。
ムーングレードの手の中から犬のところに行って彼に頭を何度も摺り寄せてきた、犬もその彼を見て温かい目でいる。
「ベンともだよ」
「仲良くなったんだね」
「僕達が両親でね」
そしてというのだ。
「ベンをお兄さんみたいにだよ」
「慕ってるんだね、しかし」
ここでグリースはこんなことを言った。
「お互い子猫を保護して」
「よかったね」
「命を救って家族を迎えられて」
「これ以上いいことはないね」
「そうだね」
二人で笑顔で話した、グリースはローズ一家の家では犬と遊ぶ子猫を見てだった。
自宅に戻ると母猫達に寄り添っている子猫達を見た、そうして自然と心からの笑顔を浮かべたのだった。
思わぬところで出会った子猫達を幸せに 完
2023・8・17
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