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リュカ伝の外伝
モテる男はツラいぜぇ
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、かなりの名曲だ。
あまり普段聞かないし、聖歌とも違うが人気が出るのも解る気がする。

一通り歌い終わると、教会で行われているミサとは思えないくらいの歓声で幕を閉じた。
俺と同様に立ち見をしていた連中を含めた観客等が出口に向かい押し寄せてくる。
シスターを口説くのが目的だった俺は、本当はまだ教会内に残っていたかったのだが、客共の動きに逆らえず押し出される感じで外へ出てしまった。

再度入っていくのもアレだと思い、暫く教会前で待ってる事に……

観光客は早々に居なくなったのだが、村の若い男共(と思われる)が何故だか俺の様に教会前で様子を伺っている。もしかして此奴らもさの美女が目当てなのか?
中には何処かで積んできたっぽい花を手に持っている。
でも昨晩から気にはなっていたんだが、この村の若い男は何だかオカマっぽいんだよなぁ……

直ぐに出てくるのかと思ってたけど、先に出てきたのは興味の無い聖歌隊のババア連中だけだった。
あの美女も母親であろう美人シスターも、まだ出てくる様子は無い。
やはり教会の者として後片付けをしているのだろうか?

更に数十分待っていたら、教会の扉が開き少女が一人出てきた。
彼女もシスターの格好をしており、そう言えば聖歌隊で歌ってたなぁと思い出す。
もう4〜5年すればこの少女も美味しくなるであろう美少女だ。あのシスターが使い物にならなくなってから乗り換えように確保して置いても良いだろう。

そんな美少女の後から、聖歌隊の目の前の席に陣取っていやがったオッサンが出てきた。
何でコイツはシスター等と一緒に最後まで協会内に居たんだと憤慨していたんだが……
「やっぱり新曲発表は緊張します。新曲の『Joyful Joyful』……皆さんに好評だと良いんですけど」
「皆から盛大な拍手を貰えたんだから、大成功だよ。今回は前回と違って練習する時間は十分にあったし、問題無かったよ。僕も大満足だったし」

そんな会話をしながらだったので、如何やらこのオッサンがここの聖歌隊をプロデュースしてるみたいだ。
ふん。俺がプロデュースすればもっと人気が出るだろう!
まぁシスターを手懐けたら、このオッサンはお払い箱だな。

「あ〜、おと……プーサン何所行くのぉ〜! 私も行くぅ〜」
直ぐ後にあの美女聖歌隊シスターも姿を現す。
三流ではあるがプロデュースしてるオッサンに媚びを売っているのか、頻りに抱きつきその巨乳を押しつけている。直ぐにその位置は俺の場所になるだろう。

「暑苦しいから離れなさい!」
一応人目を気にしてるのか、美女を巨乳ごと押し剥がす。
気取りやがって!

だがこのチャンスを俺は逃さない。
「初めまして美しいお嬢さん。先程の歌声はとても素晴らしかったです」
そう言って颯爽と近付き、彼
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