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私の 辛かった気持ちもわかってよー
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い切ったこと 聞くのぅー ・・・興味だけ ねぇー これ! しゃべったこと 樹羅には内緒だぞー」

 白木屋君は、深呼吸で一息入れてから

「マニラに行くという前の日にな 夕食に誘われたんだ 樹羅んチに お母さんは、まだレッスン中でな そしたら、樹羅が・・・ キッチンの奥に誘ってきて 『私は、もう、高校生になるんよー ちゃんと抱きしめて お願い』 って 眼を閉じて、顔を上げてきたんだ それに、薄いセーターの胸を押し付けてきて手をまわしてきたんだ そこまで されて 男が我慢できると思うか? あんな可愛い娘 思いっきり抱きしめてなー それで・・」

「そう そうなんだー やっぱりー キラちゃん 覚悟決めてたみたいネ」

「樹羅 なんか 言ってたのかー?」

「うん だからー 悲しい乙女になるの嫌だって キャンプ行った時にね ねっ 亜里沙?」

「うん はっきり 言ってたわー もしかしたら すべてを白木屋君に捧げるのかもって思ったわ」

「あほかぁー そこまでは・・ それでな、お母さんが レッスン終わって、リビングに来た時にな 感じるものあったんだろうなっ 俺にな 匠さん 唇に赤いもの付いてるわよ って 俺 焦ってしまって 口を拭ったんだ そしたら 樹羅は匠さんのこと大好きなようだし、匠さんも樹羅のこと大切にしてくれているし キスするぐらいは当然よねぇー でも、まだ 学生なんだから 節度をもってくださいネ! 私も匠さんのこと信頼してるんですからネ って チョンバレだったんだ キスしてたの だけど、樹羅はリップクリームで口紅つけて無いんだから 俺はドジったんだよなー でも、樹羅のお母さんは見通しなんだよー 鋭いんだよなー それに・・ ある程度は理解あるんだよー 樹羅があの人の言うことを聞くのって わかる気がした だから、無邪気で真直ぐなんだよ きっと 樹羅は俺とキスしたことも あの後、報告しているよ」

「そうかぁー あのお母様 すごいネ ウチなら そんなこと お母さんに言えないよー」と、私が言っても、山水は知らんぷりしているだけだった。

「俺 あの母娘に太刀打ちするためにも 勉強 がんばるよ」

「へぇー 白木屋君 工学部だよね 志望」

「あぁ 工学部の情報学科 樹羅に見劣りしないよう ロボット開発に携われるよう頑張る」

「意外と 偉いよねぇー 白木屋」と、亜里沙も感心していた。

「惚れ直しても 遅いぞー 俺は樹羅のものだし 樹羅は俺のものだからー」

「まぁ すごいねぇー 熱々 湯気出てるよー」

 家に帰って、桔梗にお店の状況を詳しく教えてもらったけど、今日の来店数は100人程だったらしい。まぁ、初日としてはまずまずといったとこかなと思っていた。でも、第一の目標は、連休明けのビジネスマンをどれだ
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