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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
延長戦
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私の放り投げた銃が落ちてきて私とシャルロットさんに直撃………
 更にその放り投げた『グリニデ』のグレネードが外れて………誘爆した!

―『ラファール・リヴァイブ・カスタムU』シールドエネルギーempty。勝者、カルラ・カスト&篠ノ之 箒ペア―

「「「えええええええええええ!?」」」

 零距離でグレネードが爆発したことで……シャルロットさんのシールドエネルギーが0に。
 一夏さん以外の叫び声がアリーナに木霊しました。


―――――――――――――――――――――――――――


「すいませんシャルロットさん。あんな情けない終わり方で……」

「ううん……僕も似たようなものだったしいいよ……」

「「はあああああああ……」」

 隣を歩いているシャルロットさんと共に深いため息をついてしまいます。だってあの終わり方は代表候補生としての面目というかプライドというかそんなものが全部壊れた気がします……

 セシリアさんたちが全員用事でいなかったのが不幸中の幸いというところでしょうか……
 ラウラさんは一時帰国中です。VTシステムを積ませたのは誰であれラウラさんのISに積んであったのは事実ですからその説明、ということで。予定では今日帰ってくるはずです。

「ま、まあ二人とも。そう落ち込むな。本番で失敗せねば良いだけの話だ」

「まあ……そうなんですけどね」

「うん、そうだね。そう思うことにするよ。ありがとう」

 私たちの後ろを歩いていた箒さんがそう言ってくれて少し楽になった気がします。私とシャルロットさんだけだったら無限ループしちゃいそうでしたから。

「とりあえずこのことは他の人に内緒ということで」

「ああ、分かっている」

「流石にこんなの恥ずかしくて言えないよ」

「と、とりあえず勝ちは勝ちということで、シャルロットさんの事情、説明していただけますね?」

「うん、というより元々話すつもりだって言ったのに、どうして?」

 元々シャルロットさんは事情を説明してくれるつもりだったようなんですけどなんと言うか、私が無理言って模擬戦を頼みました。

「なんというか、私もやるからには負けたくなかったというか」

「へ?」

「いえ、あのままトーナメントが続いていたらシャルロットさんたちはセシリアさんたちと戦うことになっていたじゃないですか。だから……実力を知っておきたかったと言いますか」

 なんでしょうね。上手く言葉に出来ないです。そもそも戦うのは嫌いなはずなのに……
 熱血は私のステータスにはありませんよ。うーん、自分でも分からなかっただけで負けず嫌いなんでしょうか。

「くすっ、カルラって面白いね」

「そうですかね?」

「面白いというよ
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