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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
延長戦
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すべく動く。シャルロットさんの行動は全て先読みと攻撃方法による相手の誘導。更にはあの高速切り替えによって常に相手へと有利な戦法を取れるということ。

 なら……

「箒さん、しばらく一夏さんを抑えられますか?」

『ああ、任せろ!』

「お願いします!」

 出来なくてもいい、今はやるしかない!

 両手の『ハディント』と『エスペランス』を上空に放り投げる。

『え!?』

『何!?』

 それを見ていたシャルロットさんと一夏さんが驚きの声を上げる。当然ですけど。
 そして両手に再度武装を展開。右手に『ミューレイ』左手に『ダラマラ』。
 更にそれも上に放り投げる。更に武装を展開、右手に『コジアスコ』左手に『グリニデ』。
 それも上空に放り投げて最後の武装、右手に『イェーガン』、左手に『オーガスタス』を展開する。

 相手が全て武器を入れ替えられるならこちらはそもそも準備して使う武器を読ませないだけ!

「行きますよシャルロットさん! 高速切り替えの準備は万端ですか!?」

 そして躊躇い無く『イェーガン』を振りかぶり、一夏さんとシャルロットさんの間に投擲する。

―『イェーガン』内温度急速上昇、危険区域に到達―

『一夏、回避!』

『お、おう!』

 二人とも爆発する前に直撃コースから回避。
 うん、鈴さんに一度やりましたし流石に読まれますよね。


 ガン!


『ぐお!』

「「「へ?」」」

―『白式』シールドエネルギーempty―

「う、嘘だろーーーーーーーーー!」

 一夏さんの叫び声と共に『白式』が動きを止めました。
 えっと…何が起こったかというと……避けた先に背後から飛んできた『カイリー』が一夏さんに当たってシールドエネルギーが0になりました。それだけです。

「えい」


 ポカ


「あう……」


―シールドエネルギーempty―

 シャルロットさんのブレードで軽く頭を叩かれてシールドエネルギーが0になりましたけどそんなのもう関係ないくらいやる気なくなりました。
 元々『カイリー』投げたのシャルロットさん対策だったんですよ!? 爆発回避してその先にシャルロットさんを誘導するつもりだったんですよ!?
 シャルロットさんはちゃんとそこも読んで『カイリー』を回避してるのに!

「な、何かゴメンね……」

「いいんです……いいんです……全て私の未熟さが引き起こしたことですから……」

 ああ、シャルロットさん。その優しさが今は痛いです。
 あれ? 何か忘れているような………


ヒューーーーーーーーーーー

ドゴドゴドゴドゴ!


「にゃあ!?」

「ふぎゃ!」

 わ、
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