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私の 辛かった気持ちもわかってよー
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 私とみく美は久々野コーチに呼ばれて

「まぁ なんだー 君達には 僕からは、あえて指導することもないんだけど、もう、二人は出来上がっているからなー 君達の試合を見てきて思うんだけど・・ でも、大会予選の前まで 練習で、飛ぶことを禁止する! おそらく、身体全体に負担がかかっているんじゃぁないか? このままだと、続けられなくなるぞ 普通だったら もう 身体は悲鳴あげてるわけなんだけどな 多分、二人とも強靭なバネがあるんだろう」

「えぇーッ コーチ ウチ等 大丈夫です まだまだ練習しなければー 全国の頂点目指してるんです」と、私は、突然のことに戸惑っていた。

「だめだ! 痛みは突然くる そして、痛めたところは、なかなか治らないんだよー 先輩達の故障したのを見てきたろーぅ? 頂点目指すんだったら 身体をもっと大切にしろ それと、サナサ 君達のプレーにあこがれているみたいだけど・・ あいつには、まだ、構うな! あんなこと出来るのは 君達が特別なんだよ 普通 あんなことしてたら 身体痛める あいつは、そんなことしないでも、足腰と腹筋、背筋を鍛えれば、まだまだ伸びるよ 馬力もあるし わかったな! それに、君達はこのところ 素晴らしい パワーも前とは格段に違う あんなに動きが速いんだったら、無理する必要もないだろう?」

 私達は納得しないままで・・・

「なんなん コーチ ウチ等 ジャンプって タイミングが大事なんやんかー 飛ぶなってぇー どうすんのよー」と、みく美は怒っていたが

「あのなー みく美 ウチ 最近 時々、寝てる時 腰の部分が引きつるようになって ちょっと痛いねん しばらくしたら治まるんやけどなー いっつも、腰が重いみたいで・・いつも、あの日みたいやねんー コーチが言うように、無理しすぎてるんやろかー?」

「山葵 ・・・ ちょっと 疲れてるのかなー 大学の練習でも無理してたしー ほらっ 合宿でも 腿上げとか やらんことやったやんかー まぁ 今は ちょっと 軽るぅー 練習しょ ほんまは、こぉーいう時 大人やったら 温泉やろーな」

「ふふっ 年寄みたい そやね ウチ等 去年 無茶苦茶練習やってきたもんなぁー ここで、ちょっと ギァ落としといて 又 試合前に上げて行くかぁー」

 その日、家に帰ると静香さんが待っていた。桔梗も、もう、帰ってきていたので、ふたりを前に静香さんが

「親方が新しいお店のこと3人でよ〜く話合えってー それと、健也さんのこと・・・ごめんなさい 私 愛しているんです だから、我慢できなくてー 山葵ちゃんと桔梗ちゃんには 謝らなくてはと お兄さんみたいに慕っている人だからー」

「ううん そんなー 健也さんのことは大好きですよー でも、その人のことを大切に想ってくれてるんなら いいんです 
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