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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
迷宮
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すか?ヤジマさん』

人魚の踵(マーメイドヒール)からはベスさん、蛇姫の鱗(ラミアスケイル)からはサクラ、青い天馬(ブルーペガサス)からはリザーブ枠を使っての一夜さん、四つ首の番犬(クワトロケルベロス)からはロッカーさん、そしてあの狩猟豹の頭(チーターヘッド)からはグレイティスという大柄の男性が出てきている。

「どうする?」
「頭を使うならルーシィが良さそうだけど・・・」

一方うちはなかなか人員が決まらない。その理由は先程のカミューニさんのヒントを深読みしすぎてしまい、なかなか手を挙げられなくなっているのだ。

「全部の部屋を通るってことは全員と戦う可能性があるのか」
「でもルートは違うんですよね?なら運が良ければ誰とも当たらないかも」

もし遭遇した場合は30秒間のバトルが始まるが、この制限時間ならそこまで魔力の激しい消耗はないだろう。ただ、それが連戦になると辛いところがある。下手したら一部屋進むごとに敵と遭遇することすらありえるルールなのが厄介だ。

「私が行きます」

誰が適任なのか考えていたところ手を挙げたのはウェンディ。だが、それを見て納得してしまった俺たちがいる。

「確かにウェンディなら頭もいいし」
「構造次第だけど、敵が近くにいたら匂いでわかるかも」

滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)であるウェンディは鼻もいいし末っ子だったこともあり周りに気を配っているからか頭もいい。魔力もここ最近様々な出来事があったせいでかなり上がっているし、連戦になっても大丈夫だろう。

「頑張ってね!!ウェンディ!!」
「うん!!任せて!!」

どこか自信に満ちているウェンディを送り出す俺たち。その後、残っていたギルドも選手の選出が終わり、いよいよ順番を決めるくじ引きになったのだが・・・

「それでは皆さん、お好きなくじを引いてくださいカボ」

マトーくんから手渡されたくじを引いた参加者たちは困惑した表情を浮かべていた。ただ、その理由が何かはこちらからはわからない。

「皆さんくじは引いたカボね?それでは大魔闘演武二日目競技パート|《迷宮》、スタートカボ」

それだけマトー君が言うと全員が迷宮内へと自動転送される。そしてさらに転送されたみんなを見て俺たちはますます困惑することになるのだった。








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