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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
迷宮
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。戦闘にも気を付けなきゃ行けないからね」
「私が行きたいであります!!」

頭がいいリオンくんとシェリアの二択かと考えていたところ、隣でずっと手を挙げて指名を待っている少女が痺れを切らしたのか、俺の腕を引っ張ってくる。

「サクラじゃダメだろ」
「なんでですかぁ!?」

その少女とはもちろんサクラ。ずいぶんこの競技に出たそうにしているけど、こいつは破天荒なところがあるからこんな頭を使う競技で出すのは気が引けるんだが・・・

「そういえば昨日シェリアさんと裸で何ーーー」
「あぁ!!サクラでいいかもね!!」
「う!!うん!!あたしもそれでいいかも!!」

とんでもないことを暴露してこようとした少女の口を抑えながら話題を切り替える。シェリアも彼女の手を抑えながら俺と同様な意見のようで賛同してくれた。

「いや・・・だがうちは出遅れててーーー」
「ジュビアさんとグレイさんいい雰囲気でしたね」
「すまん・・・俺はもういい・・・」

昨日の夜のことを話しているんだろうが、相当堪えていたらしいリオンくんはガックリと項垂れて戦意喪失してしまった。これによりうちの競技パート参加者はサクラになったわけだが・・・

「明日からが本番かなぁ」
「いや・・・バトルパートから巻き返さなきゃ」

意気揚々と闘技場へと降りていく少女の背中を見ながらタメ息が止まらない。こいつをメンバーに入れなければならなかったうちの層が恨ましい・・・

















第三者side

「え!?もう一夜さんが出るんですか!?」

腕組みをしてイヴの言葉に力強く頷く人物。彼のその進言には青い天馬(ブルーペガサス)全員が目を白黒させていた。

「うむ。この競技なら彼らと戦える可能性があるからね」

一夜の視線の先にいるのは昨日仲間であるタクトを戦闘不能にした狩猟豹の頭(チーターヘッド)の面々。彼は昨日のことを相当怒っているらしく、そのような提案をしてきたのだ。

「でもリザーブ枠は一回しか使えないんですよ?」
「構わないさ。君たちならこの後の戦いも必ず切り抜けてくれると信じているからね」

その言葉に全員が顔を見合わせ、嬉しそうに笑みを浮かべる。ギルドでもっとも力のある彼から認められていることが心から嬉しいのだろう。

「わかりました」
「タクトの仇、お願いします」
「うむ。行ってくる」

全員の承諾を受けたことで意気揚々と闘技場へと降りていく一夜。その背中を見送る青い天馬(ブルーペガサス)の面々は大歓声で彼を送り出した。


















シリルside

『各ギルド続々と選手が決まっていきます!!いかがで
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