暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
迷宮
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
付かせた方が勝利となるカボ」
「勝つとどうなるんだ?」
「その場で待っていた側が勝利した場合は相手のそのターンを奪いゲームを進行できますカボ。反対にターン中だったプレイヤーが勝利した場合は対戦した相手のターンまで回った場合、そのターンを獲得することができるカボ」
「えっと・・・つまり?」

やや複雑な説明になったためカナさんが訳がわからなかったようでこちらを見るけど、俺もいまいちわかっていなかったため文章力に長けているルーシィさんへと視線を向ける。

「例えばAのターン中にBと遭遇したらバトルになる。そのバトルでBが勝利した場合はAのこのターンを奪って迷宮を進むことができて、さらに自分のターンに入ったらまたそこでも進行できる。Aが勝った常葉町そのままターン続行、その後本来Bが進むはずだったターンが来た場合そのターンもAが進めるってことよ」

つまり遭遇してバトルを行えばより多くのチャンスが巡ってきて先にゴールしやすくなる。ただ、負けた場合はターンが減ってしまい勝ちの目が薄くなると言うわけか。

「さらに、もしバトル後のターンで進めなかった場合、その部屋に二人が留まることになりますが、そこにまた別のプレイヤーが来た場合は三人でのバトルとなりますカボ。その場合も同様のルールになりますのでご注意くださいカボ」

同じ部屋に人が集まれば集まるほどターンの獲得のチャンスは増える。ただ、連戦になると魔力の消耗などもあるからそこも配慮しなければならない。ただ進むだけじゃないのが意外と厄介かもしれないな。

「聞けば聞くほど厄介だね」
「意外と頭を使うゲームになるかもしれませんね」

カナさんの言う通り予想よりも遥かに頭を使う上に魔力もものをいうことを考えると昨日の単純なバトル系の競技と違って難しさが増している。

「各部屋での扉の選択時間は1分となりますカボ。それでは各ギルド、メンバー選出を行うカボ」

昨日と同様だが、事前にルールがわかっている状態でのメンバー選出は気にするところが多いため慎重になってしまう。さてさて誰が出るのが有効なのか、俺たちは話し合うことにした。

















カミューニside

全てのチームが参加者の選出に迷っているようで話し合いに時間がかかりそうな様子。それを見て隣に座るチャパティがこちらへと話題を振ってくる。

「今回の競技はカミューニさんが提案したとのことでしたが、いかがですか?」

今回・・・その言葉に思わず笑いが溢れそうになる。今回の大魔闘演武の競技もバトルパートも全て運営(おれたち)が決めているんだから、今回というのは間違っているような気もするが、こいつはそのことは知らないだろうし突っ込むのは野暮だろう。

「昨日は
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ