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私の 辛かった気持ちもわかってよー
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・ いや 健也は、昔、初恋の女に振られたとかで、それ以来、女には興味が無いということなんだが・・ そろそろ 自分の店も持ちたいだろうな・・ ワシも考えてやらんといかん」

「お父さん なんの話してるのぉー? なんで 静香さんに・・って」

「だから そのー なんだー 静香が卒業式を終えて、健也のとこに押しかけたというかー 健也も押し切られてー 悪い娘じゃぁないからな ふたりは 一緒になる だろう ゴホッ うん つまり 一緒に住んでいる いや 静香の親御さんに反対されて そりゃー そうだろう 親としては、けじめをちゃんとしてないとなー 今は 実家に戻ってるんだけどー いや そのー 絶対反対って訳でも無いんだけど・・だけど、相手が客商売ってのもなぁーって 不安だろー? 父親は公務員で、静香もゆくゆくは・・公務員の人とって思っていたみたいでなー だけど、卒業して就職もしないで、案じているようだった。 でも ワシも二人の仲は知らなかったんじゃー 最初は、どうしたら良いんだろうかと・・」

「お父さん 落ち着いて ゆっくり 話して ほんと 不器用なんだからー 結局 静香さんと健也さんは将来を約束したってことね? もぉうー 健也さん ウチってものがありながらー」

「おい! そんな話こそ 聞いて無いぞー 健也は 山葵のことは 妹みたいに・・ もしかして・・・それこそ なんかあったのか?」

「うふっ そうよ ウチもお兄ちゃんみたいに・・ ちょっと お父さんをからかっただけ! なんも 無いよ! それで その後は? なんで、静香さんは 新しいお店に?」

「まぁ そんな仲のふたりを、一緒に働かすわけにいかないじゃぁないか それに 駆け落ちみたいなもん 見過ごすわけにいかないだろう? だから、ワシは向こうの親御さんに 静香さんは、大学を出て起業するんです だから、ワシ等も後押しするし、成功したら、二人の仲を認めてくださいと、お母さんと一緒に頭を下げに行ったんじゃ だから、今度の店をしばらくやって、成功すれば、健也と所帯を持って、新しい店も構えれればなと思っちょる それで、静香には実家に戻れと言ったんじゃ」

「ふぅーん 何となく わかった でも 健也さんも情けないね そんな 押し切られただけで・・ 静香さんも、そんな思い切ったことするなんて・・・そんな人に見えなかった わかんないね 男と女って」

「なに 一丁前みたいなこと言ってんだ 人を好きになるって そんなもんだ 周りも見えなくて 一直線だよ でも それでも、うまく行くんだよ それが、結ばれた糸だ」

「わぁー 古臭いの! それで、ウチのお店のほうは? 静香さん 居なくなったら、困るんじゃぁない?」

「しばらくは、お母さんに 又 頑張ってもらうけど 今 八百政の娘さんが 夜は来出
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