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私の 辛かった気持ちもわかってよー
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 それを見ていて、私は あのふたりは あんなの普通のことなんだ と、だけど、羨ましい気持ちもあって、今度は、私も・・・と、次のアトラクションでは渡り終えた後、山水に抱きついていった。山水は照れ臭そうに抱きかかえてくれたけど・・背中に手をまわしてくるだけだった。

 私達の後に来る仲の良いふたりを見ていると、そのうち、キラちゃんは白木屋君に抱きついた時にホッペにチュッとしているようなこともあった。だけど、無邪気に仲の良いふたりはごく自然なように見えていて、私のほうが恥ずかしくなる場面もあったのだ。

 帰る時、3人でおトイレにいこうとなって、キラちゃんが

「私 おしっこ もらしちゃったみたい」

「えぇー チビッたの? 替え あるの?」

「うん お母様が着替え持って行くのよって 下着とTシャツ持ってきているから」

「そう 私もね 試合の時 時々 漏れちゃう時あるのよ これ 内緒ネ ふふっ」

 着替えて出てきたキラちゃんはレモンイエローのTシャツで胸のところが真ん中にお星さまが絵顔になってる刺繍があって、割とピチッとしたものなので、キラちゃんの胸の膨らみが・・・私と変わらない。

「ねっ ねぇー キラちゃん さっき ホッペにチュッとしてたの?」

「うん 見えちゃったかー 私 お母様とお父様のほかに チュッとしたの初めて 匠 頼りになるなぁーって思ったんだものー 一度だけね 唇にも触れちゃったー」

「あっ あっそー 初キッス?」

「お母様以外ではねー でも 初キッスっていえるかなー ねぇ 山葵さんはキス 経験あるんでしょ?」

「えっ えぇー まぁ でも、山水とだけよ キスだけ」

「ふーん 亜里沙さんは?」

「はっ はぁー ウチは・・・ 智則と 今年のお正月にね」

「ふぅーん そーなんだ 以外とふたりとも 真面目! セックスもしてるかなって思ってた  私はね お母様から中学生なんですからって 釘を刺されてるせいか 匠が私のこと子供扱いしてるし・・・ そんな雰囲気になるの避けているみたいだしー」

「それはーー 白木屋君がキラちゃんのこと 真剣に考えているからよー」

「だろうけどさー 私 あさって 飛行機乗るやんかー もし 落こったりしたら 私は まともに男の人とのキスさえ知らないまま死んじゃうのよ 悲しい乙女だと思いません?」

「まぁー それはー そんな 悲観的なこと・・ お父様にお会いして、元気に帰って来るわよー」

「ううん 私 決心したんです 山葵さん 亜里沙さん 樹羅は匠に初恋してるんです もう、高校生なんですし だから・・」

「キラちゃん・・ あなた 本当に 一途ネ 青いパイナップルみたい ウチが抱きしめて、キラちゃんの唇を奪いたいワ」


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