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インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
クラス代表選出で………
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を認めず、事の重大さを認識していない、事を決闘と持ち込んでしまうアホでわがままな女の相手なんてするだけ無駄だ」
「わ、わたくしのどこがアホでわがままだというんですの!?」

 しかも無自覚かよ。やれやれ、こんなやつがクラス代表なら俺はボイコットするだろうな。

「………風宮。前に来て説明しろ。いや、説明してやれだな」
「……わかりました」

 俺は教卓と呼ばれるでかい机の前に立ち、視線が集中した。

「まず最初に―――織斑先生、今回のクラス代表はどのように選出するつもりでしたか?」
「二名以上が出れば投票のつもりだった」
「そうですか。では最初に織斑一夏とセシリア・オルコットでどっちをクラス代表に選出するか挙手してもらう。選出された二人は手を挙げるなよ」

 そして出たのは28人中一夏対オルコットは26対2だった。

「で、次にオルコット、お前は日本相手に戦争起こす気か? 確か、代表候補生の言葉は国が言った言葉だとして受け止められるんだろ? それにお前は元世界最強の前でその人の出身地を侮辱するのか? それと地図見ろ。お前の国も島国だ。それと―――最初に侮辱したのはお前だろうが」

 俺の指摘に次々と顔が青くなっていくオルコット。

「で、次に一夏だが、イギリス人に謝れ」
「初っ端そこ!?」
「当たり前だろう。決闘決闘とうるさいのはお前が安易にあいつの本音に合わせるからだ。ここを戦線にする気か?」
「う、ううぅ」

 俺が一夏に指摘させていると、

「……等ですわ……」
「ん?」

 オルコットの様子がおかしいことに気づく。見れば何人かが引いていた。

「上等ですわ、風宮祐人!! あなたに決闘を申し込みますわ!!」
「断る」
「精々今の内に―――って、断りますの?!」
「ああ。はっきり言って面倒だ」

 どうして決闘なんて受けないといけないんだ。テストはともかく、ここにいると安全保証だからいて手に職を付けるためにここに来ているんであって、俺は戦うために来ているわけじゃないのに……。

「奴隷のくせに………生意気な………」
「………はぁ」

 やっぱりそっちの方かと思った。

「決闘を受けないと言うのなら、今すぐここで―――」
「俺を殺した瞬間にお前は専用機を取り上げられるだけでなく、逮捕されるだろうけどな」
「ぐぎぎ……」

 納得いかないのかよ。

「……風宮、受けてやれ」
「嫌ですよ。そもそもクラス代表は一夏に決定なんですから、その方向で話を進めるべきだと思いますけど?」
「いや、受けてやれよ。何か見てて可哀想になってきた」
「まぁ、あれだけ図星を突かれているからな。怒るのも無理はない」

 俺は冷静に分析した。敵を潰すのに相手の特徴を把握するのに
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