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なー 体力的なこともあるけど、モーションが大きいかなー それに、僕達とはスピードがまだまだ違う、もっと早く動くようにしなきゃー」と、立山さんが指摘してきた。私達は実力の差にめげていたのだ。
「そーなんだよ この二人には、今回は君達のスピードに慣れてくれれば思ってる 技術的には、これ以上のものを求めると つぶれてしまうかもしれんからな」と、古賀さんが付け加えてくれた。
「まぁ 明日からは、とにかく打ち合って慣れていこう 僕達も君達の打ち返しが勉強になるから教えてもらうよ」
「うん 僕は、明日からはこれないから よろしく頼むよ」と、古賀さんは今日だけだったんだ。
「任せてください めざせ高校総体No.1 ですよね ウチの女子達と違って 二人とも 可愛いから、気合が入りますよ」
「オイ! この二人は音女の宝なんだから 変なことしたら、あそこの
理事長が押しかけて来るぞー」と、古賀さんは笑いながら釘を刺していた。
そして、残りの2日間は徹底的に打ち合いをしてくれていたのだ。何とか、私達も向こうのスピードと威力にも対応できるようになっていた。それから、チャンスがあるとジャンプして私達の得意のスマッシュも出せるようになっていた。そして、春休みも来てもいいよって立山さんが言ってくれていた。君達のスマッシュは勉強させてもらったよ それに、多分、ウチの女子達の間でも上のレベルだから、充分、練習相手になれるからって
私達は、最初、まるで相手にならないと思っていたのだけど、最終日には、幾らかは自分達も強くなったと手応えを感じていると二人で話していたのだ。
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