アーティストとエンジニア:二限目『発想の転換』
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
MBは魔技高校だ。
魔技高校以外の企業や団体であればそこ。
3つ目は常時使用する為、それぞれ適した場所。
MGやMBはプーサン社長の事務所ビルだ。
MGやMBは授業を受ける生徒用に、更に各5台芸高校に保管してあるらしい。
陛下は慣れた手つきで芸高校の自習室(卒業式制作委員会の部屋)にある物と同型のMSV一式とMPをセットする。
カメラは三脚で固定した。
「お待たせいたしました陛下」
セットが終わり少し雑談してると、先程の伍長が部屋へと入ってきた。
流石にファイルの束は置いてきてる。
「アイツにバレてない?」
「勿論です! 総参謀長の執務室前で擦れ違いましたけど、敬礼だけして無視しましたから(笑)」
敬礼するだけ偉い!
「素晴らしい(笑) じゃぁ、ここに立って剣を振ってくれる?」
「け、剣を……ですか? そういう事でしたら私は事務方なので、もっと適した者が居りますが……」
確かに。
「いやいや。別に誰かと戦闘をしてほしいわけじゃないんだ。剣を振るう動作を見たい。だったら別に猛者じゃなくても問題無いでしょ。しかも可愛い女の子だったら、その方が楽しいでしょ。先刻アーキちゃんに会ったのは偶然だけど、これまた偶然に可愛い女の子でもあるわけだし……ね」
やっぱり陛下は天然の女誑しなんだろう。
自然に“可愛い”と言われ頭を掻いて照れるグリーバー伍長。
少し長めのボブカットヘアの彼女は確かに可愛い。まぁリューナのロングストレートの方がもっと可愛いけどね!(ドヤッ)
照れながらも伍長は腰に携えてる剣を抜き、指定された場所で上段から振り下ろして見せる。
伍長の身長はリューナと同じくらいなので150cm前後だと思われるが、そんな彼女の身長の半分くらいはある剣……多分ショートソードと呼ばれているんだろうけど……それを振るう姿は、やっぱりプロだけあって格好いい。今度モデルを依頼してみようかな?
「OK! 今の振り方で良いから、今度は僕の指示通りの速度で振り下ろしてほしい」
「速度……ですか?」
場所が場所だし、ゆっくり振るってたみたいだから遅いのだろうか?
「ゆっくり……剣の軌道が解る様に振ってもらえる?」
「あ、ゆっくりですか!? てっきりもっと早くと言われるのかと……」
俺もそう思った。
「で、では参ります」
そう言って今度はゆっくりと剣を振り下ろす。
かなりの遅さに俺でも避けられるだろう……いや
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ