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私の 辛かった気持ちもわかってよー
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 12月になって、学期末テストが近づいてきた時、キラちゃんから連絡があって

「クリスマスのパーティ ウチでやりなさいって お母様が・・ 来てもらえます? 26日の3時から 生徒さんも帰って居ないからって」

「ウン 良いんだけどー キラちゃん 受験だし いいの?」

「ええ お母様も息抜きもしなきゃーって だから」

「わかった じゃぁ 今度は、ウチと亜里沙が早い目に行って、お料理作ろー いい?」

 当日、私と亜里沙は2時集合でキラちゃんの家に集まったのだが、キラちゃんはサンタの恰好の赤いミニスカート姿で、私達にはサンタ帽を被せてきていた。ダイニングルームには雪のふわふわした飾り付けと [Merry Christmas and Happy New year] の文字が、そして玄関にも大きなツリーにキラキラした電飾のものが飾られていたのだ。

 私達は打ち合わせしていた食材を持ち寄って、サンドイッチとローストビーフにフルーツサラダの予定だった。キラちゃんは四角いカップにカステラのスポンヂを入れたプリンを作っていて、私はサンドにする厚焼き玉子を焼いて、亜里沙はツナサラダとハムのサンドを手分けして作っていった。その間にも、キラちゃんは楽しそうにクリスマスの歌を口ずさみながら、下処理したのであろう肉の塊をフライパンで手際よく焼いてから、オーブンに入れていた。この子って・・・お料理も手馴れているんだと、感じさせられていたのだ。

 そして、3時にピアノの生徒さんが帰られたみたいで、それを見計らってか男どもがやってきた。お母さんが迎えたようで、3人を案内してきたのだ。男どもはキラちゃんの姿と私達のサンタ帽に釘付けになっていたのだが・・・山水はあんなことがあったけど何にも無かったように・・・

「皆様 今日はありがとうございます 昨日はね ウチの生徒さんに集まってもらって、クリスマスをやったの キラも今日は楽しみにしてたのよ」

 ちょうど、キラちゃんはローストビーフを取り出したところで、サンドイッチもまだ全部出来ていなかった状態で

「お母さん あの ツリー 立派ですね お店みたいです」と、白木屋君が場を繋いでくれた。

「ええ 大きすぎるかしらね でも 生徒さんが来ると あそこに、私からのクリスマスのプレゼントを下げておくの もう5年ぐらいしてるかしら とっても 喜んでくださるのよー」

「はぁー それは いいですねー 子供は喜ぶだろうなぁー」

「あらっ 大人の人にもよ 大人のほうが歓ぶみたいよ」

 と、言って全部お料理が並べられて、私達のクリスマスは始まった。

「うまいよー いやー サンドイッチがこんなにうまいってなー なっ 山水 それに 美女達に囲まれて」と、新藤君が言い過ぎたと思ったのか、口を
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