炎の魔神と赤龍帝
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「純一ぃ!はやくしろよぉ!」
「んな急ぐなって…」
どうも。俺、篠原純一。隣にいるのは俺の幼馴染の兵藤一誠
私立駒王学園に通っているただの高校生だ
今日も学園があるためこうしてイッセーと登校してるわけだが…
「ホームルームのチャイム鳴るまで後、10分もあるじゃねぇか」
そう、あと10分もあるのだ
なぜ走る必要がある?
「馬鹿野郎!あと10分しかねぇんだよ!!全力疾走して間に合うか間に合わないかのせとぎわだよ!!」
そうなのか?ていうかこれが全力疾走?
「いやいや、俺なら全力疾走したら5分でつくぞ?」
ちなみに俺の100m走のタイムは7秒ジャストだ
すげぇだろ?
「お前わな!!俺はお前みたいに速くないから10分かかるんだよ!!」
んなもん知らん
遅いのが悪い
ていうか…
「そもそもお前が寝坊したからだろ?自業自得だ」
「言い返せねぇえ!!」
そう言いあいながら俺たちは走る
まぁ、俺はイッセーのペースに合わせて走ってるから全力じゃないけどな
「ゼェ、ゼェ、ゼェ……つ、ついた」
「ふ〜…なんだ8分でついたじゃねぇか」
隣では息を切らしているイッセー
ん?俺?俺は全然…だって1500メートル全力疾走して息切らさないで走り抜けれるからな♪
「さぁて、行こうぜ」
「お、おお」
スタスタと歩く俺とフラフラと歩くイッセー
「ちーっす!」
「……はぁ」
俺は教室の扉を開け皆に挨拶をする
イッセーは挨拶せずにそそくさと自分の席へと行き机にぐったりとする
『篠原(くん)おはよ〜!』
クラス全員から挨拶を返される
いや〜朝の挨拶はいいね〜
「全員席につけ〜」
と、担任が入ってきたので俺はせっせと自分の席へと戻る
時は経ち現在はお昼休み
「腹減ったな〜」
俺は現在1人で食堂へと向かっている
ん?イッセーはどうしたのかって?ああ、なんか松田や元浜と話があるからとかなんとかで教室で別れたぞ?
「……相変わらずの混み具合だ」
食堂につき目の前の人の大群を見てそう思う
そう思っていると
「あれ?純一くんじゃないか」
後ろから声をかけられる
振り返ると
「よぉ、木場」
そこには学園一のイケメンといわれている木場祐斗がいた
一応、俺の友達の1人だ
「君がここに来るなんて珍しいね。いつもはお弁当なのに」
「ああ…今日はちょっと寝坊してさ。だから作れなかった…それよりお前のほうこそ学食なんて珍しいな。いつもは女子に囲まれながら弁当食べてんのに」
こいつの状況を話したらイッセーが血涙流してたっけw
「
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