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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第95話:疑惑追及
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俺の皮肉にはやては真面目に返答を返してくる。

「そやからフェイトちゃんもシンクレアくんもようやく解放してあげられるわ」

はやてはそう言って物憂げな表情を浮かべると、小さくため息をつく。

「長い間ご苦労さまでした」

「そらご丁寧にどうも。それより・・・」

はやてはそう言って急に真剣な表情になる。

「どうやった?中将との面会は」

「はやてに骨を折ってもらった甲斐はあったよ」

「そらよかったわ。で、どんな話をしたん?」

「8年前の件について、ちょっとね」

俺がそう言うと、はやてはふっと表情を和らげる。

「そっか。具体的にどんなやり取りがあったかは・・・聞いてもムダやろね」

「まあな。一応口外は禁じられてるし話せないよ」

その時、はやてに通信が入る。はやては俺に断ると通信に出た。

「はい、八神です・・・。グリフィスくん?・・・・・ゲオルグくんやったら
 一緒におるけど・・・。へ!?・・・・・判ったわ、連絡おおきにな」

はやては通信を切ると俺の方を見る。

「ゲオルグくん!エリーゼさんが意識を取り戻したらしいわ」

はやての言葉に一瞬頭が真っ白になる。

「姉ちゃんが・・・。マジか!?じゃあ、すぐ病院に行かなきゃ!」

「うん。そうして!」

「おう。さんきゅ!!」

そう言って俺はメインハッチからスロープに向かって飛び出した。


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