暁 〜小説投稿サイト〜
私の 辛かった気持ちもわかってよー
9-5
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
イビスカスの絵柄で同じようなタンキニ。キラちゃんは赤地に星を散りばめたタンキニでラッシュガードを着ていて、髪の毛を束ねてスイム帽に収めていた。私は、インナーカップが付いているんだけど、亜里沙に比べると・・・キラちゃんと同じくらいしか無い!。

「なんだよ お二人はビキニか思って楽しみにしてたんだけどなー」

「白木屋 キラちゃんの前でなんてことを・・・ それに、ビキニなんて もう 古いのよー」と、私は咎めたつもりだったんだけどー

「そうだよ こんな可愛い娘3人を前にして 言うことじゃぁないよなー」と、新藤君も咎めるように言ってくれていた。山水は相変わらず、皆の言うことを聞いているだけだった。そして、私の初めての水着姿なのに何とか反応しろよーと。

 でも、私は、去年は来れなかったから、楽しかったのだ。遠慮のない仲間達と。男の子達はキラちゃんの持ってきたポンプとかで浮き輪を膨らませていて、最初に白木屋君とキラちゃんが水に入って行った。次は、新藤君と亜里沙が・・・私達は最後になって、荷物番をすることになった。

「山葵 それっ 可愛いよ」って、ボソッと山水が・・・。なんと、不器用な奴なんだろうか・・・私が好きになった彼氏はこういう奴なんだ。先に、亜里沙達が戻って来て、入れ替わりに私と山水が・・・私が浮き輪に入って、山水がそれを押すように泳いでいてくれて

「ありがとうネ さっき 褒めてくれて・・・ ごめんネ ウチ 胸小さくて」

「そんなこと関係ないよ 山葵はそれで 可愛い」

 その時、私は嬉しくなって、わざと浮き輪に下に沈むようにして・・・山水は慌てて、私の身体を抱きかかえるにしてくれていた。そして、私は、山水に抱きついて、唇を探してチュッとしていたのだ。どさくさまぎれだった。浮き輪に戻った後

「大丈夫か? 急に沈むもんだから」と、チュッとしたのに・・・何にもなかったかのように・・

 その後、お弁当を食べて、皆で浮き輪競争したりビーチボールで遊んだりして、帰る前にもう一度、山水と泳ぎに行った時

「山葵 あんなことは 水の中でするなよー もっと ちゃんと・・ 僕から どさくさじゃぁ無くてー」

「うん ゴメン・・・」と、言いながらー コイツぅーと思っていた。

「謝ることじゃー でも、嬉しかったよ 山葵の身体も感触良かったしー あそこも立ってきていた」

「・・・ なに ゆうてんねん バカ 変態!」と、私は、山水の頭めがけて水を掛けていた。


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ