異色
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とミラちゃんがそれに該当するけど・・・」
「ミラはすでに競技パートに出てるからな。最後の一回はそう易々と使えないんだろう」
明日以降も考えると実力者であるミラちゃんが出れないのは痛手すぎる。それを踏まえてなんだろうけど、この組み合わせの意図はなんだ。
「何にせよ、見物だな。カグラとミリアーナもどれだけ成長しているんだろうか」
関わりの深い人魚の踵の二人にも注目しているエルザ。俺たちはどのような戦いをするのかを見届けることにした。
第三者side
「うわっ!!やっぱりソフィア出たかったなぁ!!」
ジト目で隣にいるリズリーへと視線を送っているソフィア。そんな彼女に対し、待機場所で共に待っている三人はわざとらしくタメ息をついてみせる。
「何度も言わせないの。ソフィアはあと一回しか参加できないんだから」
「そうそう」
「大事なところまで待っててもらわないとね」
「む〜」
人魚の踵内で実力者とされるソフィア。彼女は競技パートですでに出場していることもあり、無駄な消費を避けたいと考えた彼女たちは温存することを選んだのだ。
「でもカグラさんとミリアーナさん行かせたら温存の意味なくない?」
「それだけ大事な試合だと考えたんじゃないの?」
「なんたって妖精の尻尾が相手だからね」
二つのチームに別れているとはいえ、実力者揃いである対戦者たちを無視することはできない。ましてや変則ルールなため迂闊な人選はできないと考えた結果、この二人を同時に参加させることになったのだ。
「それにここで勝てば・・・」
「一日目を一位で終われるからね」
競技パートにおいてソフィアが一位を獲得したこともありこのバトルパートにおける意味合いは彼女たちの中では大きい。そのため今出せる実力者二人を早々に出すことを決めたのだ。
「あ〜あ・・・もうこんなに女の子揃う試合はないだろうなぁ」
ガッカリと項垂れているソフィア。しかし、彼女はここで出場権を温存したことに後々感謝することになるとは微塵も考えてはいなかった。
『それではただいまより、一日目最終試合妖精の尻尾vs人魚の踵の試合を行います!!』
そのコールを受けて全員がそれぞれの持ち場に着く。それを見て、エルザたちは目を細めていた。
「最初はジュビアとミリアーナか」
「カナとカグラが待機組・・・か」
それぞれが最初の参加者として決めたのは水の魔導士と猫耳姿の女性。どのような戦略を練った上での戦いなのかと各ギ
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