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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
異色
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していたらしく剣咬の虎(セイバートゥース)の方に10ポイントが加算されていた。

「ずいぶん早く決まったみたいだね」
「待機場所にトビーさんとユウカさんがいないってことはあの二人が出たってことかな?」

蛇姫の鱗(ラミアスケイル)の待機場所にトビーさんとユウカさんの姿がない。あの二人が出たのかと思ってそちらを見ていると、レオンとシェリアと視線が合ったのだが、レオンが肩を竦めてみせたことでどうやら完敗を喫したことが容易に想像できた。

「相当早く終わったみたいだね」
「その分早く進行してるってことか」

後で聞いた話だと、最初はユウカさんとオルガさんがそれぞれ出てきたらしく、ユウカさんの魔法でオルガさんの魔法を無効化しつつ有利に展開していたらしいけど、その後に放出されたのが剣咬の虎(セイバートゥース)のルーファスさんだったらしい。彼の記憶造形(メモリーメイク)の効果により逆にユウカさんの波動が無効化されてしまい気絶。一人欠いた状態でトビーさんが戦うことになったらしく結果的には惨敗してしまったらしい。ただ、狙いはよかったと思う。トビーさんが先に出てたら彼の攻撃でオルガさんを倒してって狙いだったんだろうし。

「ハァッ!!」
「ワイルドぉ!!」

すると第三試合もまもなく決着が着くのではという状況になっている。先に出ていたのはレンさんとノバーリさんだったが、次の放出になる前にノバーリさんをレンさんが圧倒し気絶。その後ルールに乗っ取り即座に四つ首の猟犬(クワトロケルベロス)のイェーガーさんが放出され、五分五分の戦いをしていたものの、最後の一人であるヒビキさんが合流したことで戦況は一転。青い天馬(ブルーペガサス)の二人の猛攻が続いていた。

「決まったわね」
「やっぱり二人になると一気に有利になるわね」

この変則バトルはやっぱり五分五分の展開には持ち込めない。先に二人になったチームが有利になるのは目に見えている。まぁ、うちはそれでも負けちゃったからなんとも言えないんだけど。

『勝負あり!!勝者!!青い天馬(ブルーペガサス)!!』

そのままレンさんとヒビキさんは一部の隙も見せることなくイェーガーさんを押し込み試合終了。これにより残る試合は一つだけとなる。そしてその一つの試合を前に観客たちは盛り上がり始めていた。

「運営の策略を感じるのは気のせいですか?」
「まぁ、見所も作らないとってことなんじゃないかな?」

俺の言葉にミラさんが反応を見せる。同じことをルーシィさんとウェンディも考えていたのか、苦笑いを浮かべていた。

『それでもこれより本日のバトルパート最終試合!!フェアリーガールズvs人魚の踵(マーメイドヒール)の試合を行います!!』

観客たちが盛り上がっている理由。それはう
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