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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百七十七話
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も違うものが数丁ずつと、それぞれに対応した弾丸だ。

「あげるよ。この先物騒になりそうだし」

「いらないよ。どこに隠しとくのさ」

「影に入れとけば?姉上なら影に部屋くらい作れるでしょ」

「使えないし」

「”教えた”はずだよ?」

はぁ、と暦がため息をつく。

「一応姉上のコアに入れとくこともできるよ」

「そうだな。じゃあそうしよう」

「そうしとけば僕は使えない。とでも思ってるね暦さん?
残念ながら、姉上のコアの登録者は姉上じゃなくて貴方だよ。
姉上はコアの主人格であってパイロットじゃない。
貴方が一言『展開』と唱えれば貴方はISを纏うことができる。
第2世代相当の、陸戦汎用重装型ISグスタフ・カールを」

「ISは女性にしか使えないんじゃないのか?」

「じゃあなんで俺が使えてるんだよ。あれは管理者権限でロックしてるだけさ」

「なんでそんなことを」

「この世界のバカをあぶり出して争わせ一掃するため、かな。
女性にしか使えない兵器。それによって女性の地位は上がり、威張り散らすだけの無能な男どもは一掃されつつある。
そして今現在、自分で使えもしないくせに女性というだけで優越意識を持っている攻撃的で無能な女どもが炙り出されつつある。
そういう輩は、有能な、きちんと物事を理解できる男と女によって排斥されるだろう。
ま、もしそうならなかったら人類はそれまでの存在だったって訳さ」

けらけらと笑う。

「ま、暦さんくらい優秀なら、どんな世の中でも居場所はあるだろうけどね」



















4月

「まさかこんなバカが湧いてくるとは。
いや、まぁ、そっち方面を一切警戒してなかった俺が悪いな。
バカはバカなりに頑張って、バカをやったんだ。
それでバカの思い通りになっちまったって事は、俺の負けだな」

そう口に出しながら、中学の校長室をあとにする。

キィキィと甲高い怒号を背に教室に猛ダッシュ。

ガラララララ!とドアをあける。

「性行不良による出席停止処分!校長お墨付きでサボり放題だぜヒャッホォォォ!!
って訳で帰るんでそこんところよろしくね先生!」

ヒラヒラと処分通告書を見せびらかすと、ぽかーんとしているクラスメイトをよそに、一夏は自分の荷物をまとめる。

カバンを背負うとカラカラと窓をあけ、窓枠に飛び乗った。

「じゃ、しばらく来ないと思うから、皆元気でな」

校舎3階の窓から飛び降りる一夏。

焦った担任が窓に駆け寄る。

一夏は綺麗な着地を決め、上履きのままスタスタと歩いていった。

中学3年生始業式の午後の事である。

そこでポツリと弾が呟いた。

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