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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百七十七話
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「いやだってさぁ!!」

ところ変わって阿良々木家の暦と育の部屋。

一夏は、暦のベッドで悶えていた。

「そんな事言われてみろよ!きゅんきゅんしちゃうだろ!」

「乙女か!」

「姉上にはわかんないだろうな!もふもふの尻尾で絡め取られて脳髄を溶かされるような囁きを流し込まれる幸せが!」

「なんでいちいち詩的で微妙にきっしょい言い回しなんじゃ」

「しょーがねぇだろ。コイツは半端者なんだから。今や半分幼女さ」

ぬっと影から奏が出てくる。

日本国首相の対応をISコアに丸投げし、春休みを満喫する一夏は、暦の家を訪れていた。

「ちゅーかなんでお主復活しとるんじゃデス。こやつと互いに縛っておるんじゃないのか?」

「そりゃあコイツが吸血鬼化したままだからだ
よ。見りゃあ分かんだろ」

姉上が俺と奏の間に視線を往復させる。

「いやいやこやつおもっくそ直射日光浴びとるではないか」

一夏、奏、忍がベッドの上できゃいきゃいしていると、部屋のドアが開いた。

「仲がいいのは結構だけど、あんまり僕のベッドで暴れないでくれ」

一夏の6本の尻尾で雁字搦めにされた忍を一瞥し、暦は飲み物の乗ったトレイを机に置いた。

「また増えてるなぁ。九尾も近いかな」

「この間箒が至ったからね。吸血鬼の主従と同じく力の循環で押し上がったのさ」

「へぇ。じゃあ箒ちゃんも尻尾増えたんだ。さらにゴージャスになったかな」

化け猫の伸縮自在の尻尾が忍に絡みつき、くすぐる。

「おいお前さまぁ!」

「そろそろ触手物っぽくなってきてるし離して上げなよ」

「え、やだ」

そこで忍が関節を外し、首を落とす。

首元を擽っていた尻尾を咥えた。

「フニ”ャアァァ?」

思わず尻尾が緩む。

一瞬で形勢逆転し、今度は一夏が忍に伸し掛かられ、耳をいじられる。

「ふやああぁぁぁぁぁぁぁあ?」

無駄に高度な身体変形で触手化した忍の人差し指が一夏の耳を蹂躙する。

「ほーれほれどうじゃ弟よ。ここじゃろ。お主の弱点は金髪ロシア娘から聞いておるぞぉ」

「にゃに教えてんだリムうううゥゥ!!」

ニャァニャァギャァギャァと姉弟がじゃれていると、別の人物が部屋に入ってきた。

「いい年こいて何してんのさ二人とも」

無表情で、それでいて呆れたような雰囲気の少女。

いや、童女。

「あ、コタンジェント」

一夏と忍がじゃれ合いをやめて、顔を見合わせる。

一瞬だ。

アイコンタクトからの一瞬で一夏が余接の背後を取る。

尻尾で余接を捉えようとした瞬間。

「はいはいそこまで」

一夏の後ろ襟を暦が引っ張り上げた。

「?にゃ
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