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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百七十七話
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3月中頃、日本、某地方都市。

「ふふ、ふふふふ、ふふふふふ」

「どうしたんですか?お姉様?」

「いつになくご機嫌ですね」

「いや、なに。少し、変わるきっかけがあってな。
今までよりずっと、お前たちを愛おしいと感じるようになってな」

と全裸の箒が同じく全裸の少女を両脇に侍らせて応える。

自分の上に乗り、寝息を立てる少女の頭を撫でながら。

ラブホテルの一室。

淫靡な内装。慣れ親しんだベッド。

この場の支配者は、紛れもなく箒だった。








「という事があった」

昼食を食べながら、午前の女子会の様子についてざっくりと箒が説明した。

「堂々と浮気宣言とは随分と図太くなったなぁ。ええ?
ただの女子会じゃあなかったのかよ?」

「女子会だぞ。女子会コースじゃなかったがな」

「補導されちまえ。さっきからやけに他人の匂いしてんのはそれか。ってか朝からお盛んだなぁオイ」

織斑家のリビング。

ソファに座った箒の膝の上。

豊満な双丘をネックレストにして一夏が箒に文句を言う。

いや。一夏が箒の胸に頭を置いているのではなく、箒が胸で一夏の頭を抑えているのかもしてない。

胸の間に置かれた頭のてっぺん。

ぴこんと立った猫耳。

ふにふに、さわさわ、しゅりしゅり。

両手で一夏の猫耳を弄ぶ箒。

「これが上位者の視点か。悪くない」

「自惚れるなよ小娘」

「その小娘に抱き抱えられながら言われてもなぁ」

と一夏に巻き付き、首元や腹をくすぐる計”6本の尻尾”。

つい先日まで4本だったものが一気に6本である。

人を殺し、人を喰い、人を超越したと”自覚した”ことで至ったのである。

「箒。それはお前が人外へ至ったからじゃなく、単純にパワーアップした心の余裕だ。
より圧倒的な力の前じゃ無意味だから、慢心するなよ」

「正直お前以外に負ける気はせんな」

「ガチモードの暦さんぶつけんぞテメェ」

そう言いつつ、たぶん箒が勝っちゃうんだろうなぁと思う程には一夏はアホなのだ。

「私はお前以外に組み敷かれるのは嫌だぞ?」

「そういう話じゃない」

「よく目が見えるようになったし、風の音も、空気の揺らぎも感じられるようになった。
メティスサイトには到底及ばないのはわかっているが、それでもお前に少し近づけた気がして嬉しいんだ。一夏」

















「で、それが我が主様のベッドの上で悶えておる理由か? 我が弟よ。
思春期のガキか。いや思春期のガキじゃったな。
しかもお主思い切り口説かれとるではないか。
男じゃろ。中身が成り相応になっとるぞ
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