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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!
ナメック星編
第十五話 親子の絆
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送ってくれた。
超サイヤ人の気は正直途轍もなく、想像していた10倍は体力が回復した。
「すげぇな...超サイヤ人ってのは。」
「感慨に浸ってる暇はないぞ。もう数分でこの星は爆発する。」
「宇宙船はどうするんだ?」
「フリーザの宇宙船を使ってなんとか脱出できねぇか?」
「だめだ。フリーザの宇宙船はもう壊れちまって脱出できない。」
「え?なんでワサビが知ってるんだ?」
「説明してる暇はない。ギニュー特選隊がやってきた宇宙船を使おう。あれなら5つある。」
「ポッドか、確かにそれならまだ残ってるかもな。」
「ワサビ、場所は知ってるのか?」
「恐らくフリーザの宇宙船の近くだったはずだ。空から見ればすぐにわかる。」
「そっか、じゃあ行くぞ!」
俺たちはポッドを目指し空を飛んだ。
しばらく飛んだ後、目的のポッドを見つけることができた。
だが一つ問題があり、ポッドは一つしか残っていなかった。
「なぜだ...ポッドは五つあるはずだが...」
「考えてても仕方ねぇ。別のを探すぞ。」
「カカロット...もう探す暇はねぇ。もうこの星も1分で爆発する。」
「ワサビ、いいか?」
バーダックは俺に確認をとってきた。
「いいもなにも俺もそのつもりだ。」
「...わりぃな。」
バーダックは悟空の背後をとり首に手刀を落とした。
悟空は困惑する中意識が刈り取られ眠りに落ちる。
俺は急いでポッドの設定を勘で行い、バーダックが悟空をポッドの中に入れる。
「じゃあな、カカロット。」
バーダックは呟き、ポッドを発射した。
悟空を乗せたポッドはナメック星を離れ旅立つ。
(まさか...二度もカカロットを地球へと送ることになるとはな。)
「バーダック。どうせ死ぬんだ。最後はサイヤ人らしく死のうぜ?」
「へっ...上等だ。まぁ、貴様はもう一度ドラゴンボールで生き返れるがな。」
「安心しろ、お前も生き返らせてやるさ。」
「冗談を言うな。ドラゴンボールでは一度死んだ者は生き返らないんだろ?」
「まあ楽しみにしてろ。」
「せいぜい願っといてやるよ。もう話はいいだろ?とっとと始めようぜ。」
「そうだな、星が朽ちる前に死んでくれるなよ?」
「それはこっちのセリフだな!!」
そうして俺たちはナメック星が崩壊する瞬間まで戦闘を楽しんだ。
俺にもサイヤ人が定着してきたような気もした。
そして...そして...俺たちが拳を交え...
―――――星の寿命が終わり全てが闇へと消え去った。
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