キキとブーバ
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
れより、先ずはこの星を侵略するところからだ!」
ブーバ族は血管から爆液を撒き散らし、辺り一帯を火の海にする。
「逃げられると思うなよ!」
キキ族は棘をばら撒き、ビルをなぎ倒す。
「このままでは街が危ない!デュワッ!」
ダンはセブンに変身する。
「お前達、どうしてこんな真似をするんだ!」
セブンはブーバ族を抑えながら言う。
「俺達はたった2%のハズレくじを引いたせいで、差別階級になったんだ!それで俺達は考えた!別の星を手に入れ、片方がそっちへ移住する!」
「別々の星でハズレくじを引いたら、その都度処分すればいい!」
接近戦はキキ族が行い、間合いを取ればブーバ族の爆液攻撃が襲い、セブンは苦戦する。
「処分だと!?」
ブーバ族の言葉にセブンは驚く。
「そうさ!ハズレを処分したって、誰も困らない!」
「それぞれの部族にとっては邪魔者なんだから、当然のことだ!」
その隙を狙われ、セブンは更に苦戦を強いられる。その時、
「お父さん、セブンをいじめないで!」
「パパ、みんなが迷惑しているんだからやめろ!」
キキ族の少年とブーバ族の少年が現れ、それぞれの親にやめるように言う。しかし、
「てめぇ、こんなとこに逃げてたんかよ!」
「丁度いいし、人間と一緒に殺してやる!」
キキ族とブーバ族は子供達を襲おうとする。
「デュワッ!」
セブンは怪獣カプセルを投げ、中からサイボーグ怪獣であるウィンダムを呼び出し、子供達を守る。
「行くぞ、ウィンダム!」
“キュオオ!”
セブンはブーバ族を、ウィンダムはキキ族を担当し、2対2での戦闘が始まる。
「デュワッ!」
セブンは近接格闘でブーバ族を追い詰める。
“キュオオ!”
ウィンダムの金属装甲はキキ族の棘を寄せ付けず、逆にその怪力でキキ族を追い詰める。
「デュワッ!」
セブンは構える。しかし、
「セブン、父さんを倒さないで!」
「暴れたかもしれないけど、俺達にとっては掛け替えのない親なんだ!」
少年達がそれを妨害する。すると、
「こいつは丁度いい。ガキのことを助けたいなら、そこを動くなよ!」
キキ族は立ち上がり、子供達目掛けて棘を飛ばす。
「デュワッ!」
セブンは咄嗟に頭部の宇宙ブーメラン、アイスラッガーを駆使して少年達を棘から守り、
「デュワッ!」
額のビームランプから放たれるエメリウム光線を放ち、キキ族とブーバ族を倒す。
「父さーん!」
「パパー!」
子供達は涙を流す。セブンは申し訳無さとやるせなさの中空へ飛ぶ。
「俺、大きくなったらセブンを倒す。」
「俺も。パパの仇を討つんだ。」
子供達は拳を握りしめる。すると、
「ごめんなさい、君達がそう言うなら、私
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ