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Fate/WizarDragonknight
クロスオブファイア
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バーテックス。天の神より遣わされたそれは、神樹とよばれる神によって生まれる勇者とは何が違う? 結城友奈よ」
「ち……違う……よ」

 さらに、アマダムは可奈美にも口を開く。

「そもそも、珠鋼から御刀などを作り上げなければ、荒魂など生まれなかったのではないか? 御刀と荒魂は、いわば兄弟……なのだろう?」
「っ……!」

 真実を突いたアマダムの発言に、可奈美は唇を噛んだ。
 次の指は、龍騎へ。

「龍騎よ。そのカードデッキの力も、ミラーワールド由来の力関連全ても、神崎士郎が齎したものだろう?」
「正確には、唯衣ちゃんだけどな……」

 仮面の下では、きっと苦虫を?潰したような顔をしているだろう。
 アマダムは続ける。

「悪から派生した力……お前たちが持つ力の根源……これを……クロスオブファイアという」

 アマダムは両手の錫杖を交差させた。

「炎の十字架。悪から生まれたという、罪の証……」

 アマダムの顔が、再び怪人態へとなっていく。
 手にした錫杖を投げ捨て、聖杯の触手を全身に突き刺させながら、アマダムは左手を向けた。

「右腕の代わりに……お前たちの力も……全ての根源である聖杯側である我が……も〜らおう」
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