6-4
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そして、織部部長のペァと1セット6ゲームマッチの試合形式で対戦する日がやってきた。試合前、璃々香先輩のペァに軽く練習相手になってもらっていたのだけど、試合前
「みく美 ちょっと来なさい 緊張してるでしょっ 学内の練習試合なのに そんなでどうすんの 勝とうと思ってるんでしょ? 勝てる訳ないんだから、ぶつかっていく気持ちでね」と、璃々香先輩はみく美のお尻をポンと叩いていて
「やだーぁ 先輩」と、みく美は笑っていたが
「やだぁー じゃぁないわよ 負けても良いからなんだけど 不細工なプレーしていたら もっと お仕置きするからね」
向こうのサーブから試合は始まった。だけど、途中でも後衛のみく美を狙ってきていて、みく美のリターンもコーナーにいかないでセンター寄りになっていた。結局、私が1回だけボレーを決めたけど、一方的にゲームを取られた。そして、次のゲームもみく美のサーブも腕が伸び切らないみたいで精細なくて、みく美も左右に走らされて連取されてしまった。
「みく美 璃々香先輩にお尻 ペンペンされたいの? まだ、固いよ 次は、ウチの邪魔してもええから、思い切ってボレーしてってー ウチも思いっ切り打ち込むから」
「わかった た ん じ ろーぅ」と、微笑みを返してきていた。
私は、最初から[参の型]のサーブで、そして、3連続でエースを取った。その後は、ストレートで、浮いてきたボールをみく美がボレーを決めて、あっと言う間に3ゲーム目取っていた。だけど、その次は、私がダイレクトスマッシュを焦りすぎていて前に出過ぎていたせいか、最後には連続でポイントを取られて2-4になってしまった。
次のみく美のサーブは、もう速さがあって威力のあるものに戻っていた。そして、浮いてきたところを私もみく美もジャンプスマッシュを決めて、そのゲームを取って、次のゲームでは、私の[滝壺] そして、みく美も[必殺技という 波切] で、水平にボールが伸びて行って、ライン際でストンと落ちて、斜めに低いバウンドで。その時、織部先輩は唖然としていた。その後も、私達は面白いようにポイントを取っていった。織部先輩も戸惑ったようで、審判をしているコーチもびっくりしていたみたい。その後も、私達は楽しむように、自由に代わる代わるスマッシュを決めて、連続でゲームポイントを奪って、終わってみると6-4で勝ってしまったのだ。
「あなた達 すごいワ みく美には驚かされたワ 悔しいけど、最後のほうは、とても歯が立たなかったワ いつの間に・・ 最強のペァの誕生ネ」と、織部先輩が言ってくれた。
「山葵 みく美 素晴らしかったワ よく短期間でここまで成長したわね 山葵のリーダーシップは立派よ あぁー 残念だわー お仕置き出来なくてーぇ」と、璃々香先輩からも褒め言葉で
「あ
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