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私の 辛かった気持ちもわかってよー
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っぱり 心強かった! ウチは山水のことが好きなんやって」

「そうかー 僕も 山葵が好きやでー それに、この1年だけや無い 小学校から 山葵のことは見てきてるからな!」

 その言葉だけで、私は単純に嬉しかった。今日、チャコールグレーでストライブのミニスカートで来ていたのだけど、その後、強引にボートに乗ろうよって連れて行ったのだ。山水が漕いでいる時に、時折、私は、後ろを振り返るふりして、閉じていた脚をずらすように・・・スカートの奥からピンクの小さな花の刺繍が散りばめられたものが見えるかなって・・・。計画的なサービスのつもりだったんだけど・・。

 山水にもきっと見えていたはずだけど、その時は変わった反応も無かったのだ。なによー ウチ 思い切ったのだけど・・。白木屋君だったら、もっと、反応してくれたと思うのだけど、しょうがない この冷静なふりをする男を好きになってしまったのだから・・。でも、この男はこんな調子だから・・・当分・・・キスも迫ってこないんだろうなぁーと感じていた。
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