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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
怒涛の展開
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やく退避を……!」

「もうしてるよ!」

 早っ!
 いつの間にか皆さん廊下まで退避していました。

「待て! 俺は悪くない! むしろ被害者であって……」

「全部アンタが悪いに……決まってるでしょうがああああああああ!」

ジャキン!

 事実一夏さんが天然女タラシって言うのは認めますけど今のは一夏さんが悪いわけじゃ……もう鈴さん理屈も何も無いですね。頭に血が上って一夏さんを殺すことしか頭にないようです。
 鈴さんが『双天牙月』を連結させると同時にそれを投擲。そしてそれはボーデヴィッヒさんのAICによって再び止められます。

「邪魔よ!」

「人の嫁に無粋な真似をしてもらっては困るな」

「何が嫁よ!」

 そしてそのまま二人が両手を組み合って押し合いに……ISでここまで原始的な戦いは中々……
 あ、その隙を突いて一夏さんが廊下へと脱出を試みようとしていますね。


ビシュン!


「ひゃあ!」

 わ、私の頭の上レーザーが掠りましたよ!? レーザーって言ったらセシリアさんしかいないですよね! 危ないじゃないですか!
 振り返ると予想通り『ブルー・ティアーズ』を展開し、額に青筋を浮かべたセシリアさんが……

 あー、こっちも何言ってもダメですね。

「あら、一夏さん? どこかにおでかけですか? 実は私どうしてもお話しなくてはならないことがありまして……」

「そ、それは今じゃないとダメなのか……?」

「急ぎの御用ですの? でしたら上半身を置いていってくださればそれで。あ、首から上だけでもよろしいですわよ?」

 『ブルー・ティアーズ』の周りにはBT兵器4つがフヨフヨと浮いていて、右手にはいつものライフルではなく『インターセプター』が握られています。そして『インターセプター』を顔の前に持ってきてニコリと笑う姿はかの英国の殺人鬼『切り裂きジャック』を彷彿とさせます。
 見たこと無いですけどね!

 それを見た一夏さんは即座に窓へ。ここは二階ですから生身でも何とかなるとの判断でしょう。
 でも忘れてますよね。

 窓際の席には修羅が……失礼、恋する乙女がいますよ?

 予想通り、箒さんが一夏さんの前に立ちふさがりました。そして腰には『緋宵』。
 何で教室に持ってきてるんでしょう。朝一緒に来るとき持ってましたっけ?

「一夏……」

「ほ、箒……さん?」

 箒さんの台詞にはほとんど感情が篭っていません。一夏さんの冷や汗尋常じゃないくらい出てますね。

「どういうことか説明してもらおうか……」

「待て待て! 説明を求めたいのは俺のほうで……!」

「そうか……心当たりはないと……」

「そうだ!」

「ならばその身に聞くまでだ
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