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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
怒涛の展開
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、助かったよカルラ」

「うんうん、持つべきものは専用機持ちの友達だね!」

 危機察知能力が半端じゃないですねこのクラス。まあ怪我がないなら良かったです。
 あ! そういえば一夏さんは!?

「た、助かったぜラウラ、サンキュな。……っていうかお前のISもう直ったのか? すげぇな」

 え? ボーデヴィッヒさん?
 『オーガスタス』を下げるとそこには黒いIS『シュバルツァ・レーゲン』を纏ったボーデヴィッヒさんが立っていました。どうやら衝撃砲はAICで直撃弾だけ無効にしたみたいです。
 というかもう動けるんですね。ほっとしたというか驚きというか……

「……コアは無事だったからな。予備パーツで組み直した」

 あ、なるほど。そういえば肩のレールカノンがありませんしワイヤーブレードの射出口も………

「へー。そうなん――むぐ!?」

『きゃーーーーーーーーーー!』

 いきなり……何の脈絡もなく一夏さんに近づくと……き、ききききき………キスしました……

 それを見ていた教室中のクラスメイトから飛び交う黄色い声。

 どうして? 何で? 3日前私の気絶した後何があったって言うんですか!?
 ただ助けただけなんじゃないんですか!?

「ズキュウウゥン!」

「や、やった!」

「さすが代表候補生! 私たちにできない事を平然とやってのけるッ!」

「そこに痺れる憧れるぅ! っていうか変われ!」

 あの、皆さん? 代表候補生だからってキスできるわけじゃないんですけど……
 そして口で擬音言いましたね今。誰かは分かりませんけど……

 ていうか口つけてる時間長くないですか!? たっぷり一分は経っていますよ!?

 そしてボーデヴィッヒさんがようやく口を離すと顔を真っ赤にして宣言しました。

「お、お前は私の嫁にする! 決定事項だ! 異論は認めん!」

「……婿じゃなくて?」

 一夏さん、突っ込むところそこでいいんですか……いえまあ十分突っ込みどころなんですけどもっとあるでしょう。

「日本では気に入った相手を『嫁にする』と言うのが一般的な習わしだと聞いた。故に、お前を嫁にする」

 ボーデヴィッヒさんの言葉に思い出す。そう言えばオーストラリアにいた時も日本のアニメ好きの人がそんなこと言ってたような……

「あ、あっ、あ………!」

 そして忘れられている鈴さんは顔を真っ赤にして口をぱくぱくと動かし、声にならない声を上げています。
 顔真っ赤ですし一夏さん辺りなら金魚とか言いそうですね。言った瞬間命がないでしょうから私は言いませんよ?

「アンタねええぇぇッ!!」

 今度は『双天牙月』を取り出す鈴さん。

 これは戦場の予感!

「皆さんは
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