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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
怒涛の展開
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です。部屋割りが……また休日出勤が……有給が……」

 いやいやいやいや、山田先生。そこじゃないですから。大変なのは分かりますけどため息つくのそこじゃないですから!

「え? ……え!? デュノア君って……女の子だったのぉっ!!?」

 そうですよ! そこなんです!

「おかしいと思った!! 美少年じゃなくて美少女だったわけね!? 通りで肌がきめ細やかだと思ったわ!」

 だからそこじゃなくてですね!
 いや、まあ確かにデュノアさんは肌を見ただけでも綺麗って分かりますけど。

「って、織斑君! 同室だから知らないってことはないわよね!?」

「ちょっと待った! 確か昨日って大浴場男子が使ってたはず…………」

 そうして集まる視線の先には一夏さんがいるわけです。
 後ろからでも冷や汗かいてるのが分かります。

 でもまあ今回は私も全く擁護できないわけで……
 というより本当に一緒にお風呂入ったんですかね?

「一夏ぁっ!!!!」


 ドゴォン!


 一体どこから聞きつけたのか!

 そこには気迫で髪の毛を逆立たせんばかりの鈴さんが立っていました。
 そして一人でドアを吹き飛ばしましたよ。当然IS無しで。

 一ヵ月の内で3回も扉が吹き飛ぶのを見てしまいました。これもうドラマ撮れるレベルですね。

 いつもの鈴さんの気配はなく、今のそれはまさしく獲物を狙うトラのようです。

 そしてその顔は怒れる龍の如く。竜虎相打つとかそういうレベルじゃないです!
 あれ? 竜虎相打つって意味全然違いましたっけ?

 そしてそれを見た一夏さんは席を立って……

「げぇ!かn」

「関羽は言わないでくださいね」

 同じネタは止めてください。

「カルラ! せめて今から殺される奴の最後の台詞くらい言わせt」

「死ね!」

「せめて言い訳させてくれ!」

 一夏さんが叫んでいる間に鈴さんが『甲龍』を展開して両肩の衝撃砲をフルパワーで……ってちょっとちょっとちょっと!

「鈴さんちょっと待った!」

「大丈夫よ! 一夏以外当てないから!」

「そういう問題じゃないです!」

 私の席真後ろなんですってば! 余波とかそんなのの関係とかあるんですってば!

 ズドオオオオオオオオオン!!!!

「あ……危なかった…」

 間一髪で盾の展開が間に合いました。危うく潰れたトマトになるところでしたよ。
 衝撃砲の余波で黒板の中心部は粉々。山田先生も粉g……

「きゅう〜……」

 いえいえ! 山田先生は吹き飛ばされて目を回してるだけで粉々ではないです!

 で……クラスの人たちはいつの間に私の後ろに隠れてるんでしょう……

「いやー
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