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リュカ伝の外伝
やっぱり僕は歌が好き 第二十二楽章「悔し泣きは努力してる証」
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だった。

「リュカは言ってたわよ。『たった一週間で凄い上達だ。あの努力を何処かの見た目だけ歌姫(アイドル)に爪の垢を煎じて飲ませたい』って。そんな努力をしないヤツが存在するなんて驚きよね(笑)」

私は服の袖でグシグシと涙を拭き顔を上げる。
誰も怒ってない。誰も呆れていない。
皆優しく微笑み私を見詰めている。

「大体、一週間くらいでお偉いさんが観に来るのが問題なんだよ。普通の女の子には凄いプレッシャーになるじゃんか!」
「まぁまぁ……それはリュカが格好良すぎるのが悪いと言う事で(笑)」
社長(陛下)の苦言に王妃陛下が可愛くテヘペロ。

「そんな事より、リュー君が女の子泣かしたぁ〜」
「え、僕の所為なの!?」
「困った男なだリュカ、お前は! 彼氏に言い付けてやる(笑)」
「それはやめて下さいピエールさん!」

スノウ教授とピエール閣下からのツッコミに困惑する社長(陛下)
室内には笑いが巻き起こり暖かい雰囲気に包まれる。
私はまだまだ努力が出来そうだ!

ピエッサSIDE END




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