第一章
[2]次話
ドーナツ奉行
ニューヨークは世界中から人が集まる、そして様々な文化が見られ世界の流行の最先端も存在している。
この街では様々な料理も見られるがやはりアメリカの街だけあってアメリカの料理が一番多く人気があり。
「最近うちの会社の近くにいいドーナツ屋が出来たな」
「ああ、ミスターの新店舗だよな」
「チェーン店だけれど格別に美味しいらしいな」
「そうらしいな」
八条自動車アメリカ支社のオフィスの中でこんな話が為されていた、ニューヨークだけあってドーナツはすぐに注目されるのだ。
「じゃあ一度買ってみるか」
「それで食べようか」
「ドーナツは手軽に買えて食べられる」
「しかも美味しい」
「じゃあ三時に買ってオフィスで食べようか」
「コーヒーと一緒に楽しもう」
こんなことを話した、そしてだった。
彼等はこのことを彼等の上司である経理部長の篠田達郎に言った、日本の本社で実績を挙げ今はニューヨークに家族と一緒に赴任してきている。穏やかでいつもにこにことしていて黒髪を奇麗にセットしている四角い顔立ちにがっしりした体格の一七〇位の背の初老の日本人だ。
「ボスもどうですか?」
「ドーナツどうですか?」
「買って来ていいですか?」
「それえ食べますか?」
「いいね」
笑顔でだ、篠田は部下達多くはアメリカ人の彼等に応えた。
「それじゃあ今日にでもかな」
「はい、買ってきます」
「そうしてきますんで」
「三時に食べましょう」
「そうしましょう」
「それではね」
こうした話になってだった。
彼等はドーナツを買いに出た、ここで彼等は話した。
「いや、うちのボスはいいよな」
「仕事が出来て温厚で」
「怒ったことなんてないしな」
「しかも公平だよ」
「あんないい上司はないわ」
「今回も笑顔でいいと言ってくれたから」
だからだというのだ。
「ドーナツを買える」
「そして皆で食べられる」
「じゃあボスにも買って帰ろう」
「甘いものは好きだっていうし」
事実篠田は甘党である、日本酒も飲むというがチョコレートもアイスクリームも好きでおやつによく食べている。
「それじゃあな」
「ボスの分も買おう」
「そして皆で食べよう」
「そうしよう」
こう話してだった。
経理部の者達は会社のビルの傍のドーナツ屋新しく出来たそこでドーナツを買った、数も種類も実に多かった。
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