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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
あとがき−Wake up again!The hero−
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、人によってはやめてほしいと思われたかもしれませんが、個人的には紛い物の世紀王に操られたくないという月のキングストーンの意思が信彦として復活したと考えて物語を作りました。

 ・現代風にアレンジ、とは
 お見苦しいかもしれませんが、ここからは愚痴が続きます。まず、ここ数年の傾向として昔の作品を現代ならではのリメイク、リブートと称して作品が作られていますが、その多くが過度な暴力的表現、流血描写、性的描写を彷彿とさせる演出ばかりで、現代らしさを感じられない。というのも、そういった描写って30年以上前に『真・仮面ライダー〜序章〜』でやっているから、今更感が拭えないんですよ。そして、あれが元々大人向けの仮面ライダーとして作られたのは事実ですが、そういった表現が大人向け、というわけではないのに若年層や現在の東映は勘違いをし、真で本当に伝えたかった部分が抜け落ちたただの暴力的で倫理観の崩壊した作品にしかなっていないのが、真に対する侮辱としか思えなくてならないですね。

 ・瞬間瞬間を必死に?
 ジオウの映画ではRXのバッタモンが敵として出てきただけでも気分が悪いのに、「平成は滅茶苦茶だから舗装する」とかいう謎理論を展開する体たらく。挙げ句の果てにはジオウの「みんな瞬間瞬間を必死に生きている!」という発言。瞬間瞬間を必死に生きていたのは昭和の人だって、いや、この世に生まれたすべての人間が瞬発的な取捨選択を迫られて生きていた。その中で協調性を持つことが次代へバトンを繋ぐのに適していると理解しただけの話なのに、瞬間を大事にしているんだからバラバラでいいというのは、あまりにも無責任すぎる。そういうのは必死に生きているとは言わず、その場のことしか考えていない、後々のことに責任を負う気がないと言うんです。

 ・最後に
 ここまで後書きを読んでいただき、ありがとうございます。現代的にアレンジを利かせすぎてしまい、皆様のBLACK像を崩してしまったかもしれませんが、個人的には、これが現代の仮面ライダーBLACKと意識しています。この後書きをもちまして、『仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜』は完全完結とさせていただきます。最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。
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