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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
あとがき−Wake up again!The hero−
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安全、第十三話では欲しいコラボ商品があれば嫌いなメーカーであっても手のひらを返すような若年層。まあ、十三話の話のベースは実体験を元にしているんですけど(笑)。というのも、自分の好きなゲームがある飲料水メーカーとコラボするときには、自分が嫌っていることを土返しにして購入するさまを客観的に見たら、こう映るんだろうな、というのがアイディアになっていたんですよね。ネガティブな話はこれくらいで、次の項目に行きますか。
・ヒーローが作品の看板を背負う主役なら…
個人的には、ヒーローは作品全体の主役ですが、各話ごとの主役は怪人なんだと思っているんですよ。というのも、ヒーローはある意味絶対的に怪人を倒して平和にしておしまい、で済んでしまいますが、怪人は能力や戦法、作戦やその話での行動で、登場する話の生き死にを決めてしまう存在だからです。たとえ弱くても行動でインパクトを与えれば話は生きますし、どれだけ強くてもパッとしない作戦とかなら話が頭の中を通り抜けてしまう。言わば、ヒーロー番組は怪人に作ってもらっていると言っても過言ではないんですよ。最近のライダーは仮面ライダーという冠名を残すために舞台装置としての機能をなしていない怪人ばっかりで魅力的な怪人がいないんですよね。そういう点では、九話のキツネ怪人は上手く活かすことができなかったなぁ、と反省したりしています。
・怪人の目線に立つ
正直、作品の主役がヒーローである以上怪人の活躍は限界があり、必ず倒される存在になります。その中で重要になるのは、一般の怪人はどういう策を講じてライダーといい線までの戦闘が行えるのか、この点に限ると思うんです。逆に、幹部級の怪人はライダーと互角以上の戦闘が行えるので大規模で迫力のある作戦が必要とされると思うんですよね。
・選ばれる怪人もいれば…
実際、当初の予定では30体くらい怪人の案じたいはあったんです。ただ、本作品は最初から全24話構成と決めていましたので、そこからボツとなり選ばれなかった怪人もそれなりにいたりします。例えば、ヒラタクワガタ怪人なんてサイ怪人のリブート版として登場を考えていたりもしましたが、虫が多すぎるという理由であえなくボツにしたりもしています。だからこそ、怪人には個性が重要なんですよ。
・三神官について
三神官の中でプロットの段階から色々決まっていたのはリシュナルだけで、他は登場怪人の選定の途中で怪人のモチーフや名前なんかを決めていきました。また、三神官の名前にはそれぞれ由来がしっかり定まっていて、リシュナルはビシュヌ神のアーヴァターラの一つで知識の神であるクリシュナ、エピメルはギリシャ神話でプロメテウスの弟であるエピメテウス、ソフィルは古代ギリシャにおける知識人の総称であるソフィストとなっており、知識に関するものが由来になってい
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